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『相続探偵』会話の掛け合いはイマイチだけど、桜田ひよりのコミカル演技に期待…じつは伝説のドラマの子役だった!

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記事投稿日:2025.02.15 11:00 最終更新日:2025.02.15 11:00
出典元: SmartFLASH
著者: 堺屋大地
『相続探偵』会話の掛け合いはイマイチだけど、桜田ひよりのコミカル演技に期待…じつは伝説のドラマの子役だった!

 

 

 2月8日(土)に第3話が放送された赤楚衛二主演の『相続探偵』(日本テレビ系)。

 

 かつてエリート弁護士だったが弁護士会から追放されてしまい、現在は遺産相続専門探偵という特殊な仕事を生業とする灰江七生(赤楚)が主人公。

 

 クセ強だが頭の切れる灰江を筆頭に、医学部休学中で身体能力に長けている三富令子(桜田ひより)、元警視庁科捜研のエースだった朝永秀樹(矢本悠馬)の3人チームで、相続にまつわる難事件を解決していく。遺言書の謎を解いたり、殺人のトリックを暴いたりする「相続ミステリー」だ。

 

 令子は、おもに医学知識で事件解決をアシストしていく役回りだが、ときに家政婦に、ときにジムトレーナーにと、彼女の七変化も楽しめる作品となっている。

 

 そんなヒロイン・令子を演じる桜田ひよりは、現在公開中の映画『大きな玉ねぎの下で』にて神尾楓珠とダブル主演したり、「ホットペッパービューティー」のCMに出演したりとブレイク中だが、彼女を認知したのはSnow Man目黒蓮の妹役を演じた『silent』(2022年/フジテレビ系)だったという人も多いだろう。

 

 だが実は、2014年に放送された芦田愛菜主演のドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)に、子役として出演していたのだ。

 

 9歳だった芦田が連ドラ単独初主演した作品で、タイトルやストーリーがセンセーショナルだったため、覚えているドラマファンは多いだろう。

 

「魔王」と呼ばれる不気味な施設長がいる児童養護施設で暮らす子どもたちを描いた問題作。桜田は4人いる子どもの1人で、「顔だけなら誰にも負けないのに」が口癖の、高飛車で大人びたお嬢様キャラを演じていた。現在22歳の桜田が11歳のときである。

 

『明日、ママがいない』で子役として脚光を浴びた桜田が、10年以上の時を経て『相続探偵』でゴールデン・プライム帯のヒロインに抜擢されたのは、なかなか感慨深いものがある。

 

 

■まだチームの掛け合いの妙はいまいちだが…

 

 主人公・灰江はいつも人を食ったような飄々とした態度をしており、コーヒーオタクで、推理するときにコーヒー豆をそのままバリバリ食べるクセ強キャラ。しかし、個人的な感想としては、演じている赤楚は無理して “変人を演じている” 雰囲気で、まだこういったトリッキーな役をものにできていない印象がある。

 

 そのためか、赤楚衛二・桜田ひより・矢本悠馬3人の掛け合いの妙も、いまいち生まれていない。それぞれがクセ強で、3人ともコミカルな演技をがんばっているが、会話劇としてのおもしろさは薄め。

 

 ただ、今夜放送の第4話は、令子の地元である京都の老舗和菓子店の相続問題に挑むエピソードで、令子の過去や灰江との出会いも描かれるようなので、キャラクターとしての深みが増していくことだろう。

 

 まだドラマは前半戦。これからチームのキャラがそれぞれ掘り下げられていくにつれ、三者のシナジーが巻き起こっていくことを期待したい。

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