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矢沢永吉 76歳・日本人最年長で東京ドーム公演も「客席埋まるのか」疑問報道にファン激怒“チケット取れない”現状とは

ドームライブを発表した矢沢永吉(写真・時事通信)
4月8日、ソロデビュー50周年を迎えた矢沢永吉は、その締めくくりとして11月8日、9日の東京ドーム2Days公演開催を発表した。
日本の音楽シーンにおける数々の記録を塗り替えてきた矢沢は、ドーム公演開催時には76歳。日本人アーティストとしては最年長でのドーム興行で、またひとつ新たな記録を打ち立てることになる。
しかし、その矢沢のドーム公演について否定的な論調の記事が一部で見られ、X上で永ちゃんファンらが怒りの声を上げている。
「4月14日、矢沢さんのドーム公演を『矢沢永吉が76歳で東京ドーム公演 業界から懸念の声「客席は埋まるのか」 伝説のロックバンド・KISSはガラガラの過去』という見出しで報じたのは、デイリー新潮です。記事内では、レコード会社関係者の『今回の矢沢の東京ドーム公演に、果たしてどのくらいの観客が集まるのか読めないところがあります』という声を紹介しながら、集客への不安要素を列挙しています。こうした報道に対し『矢沢をなめるな!』とファンが怒っているのです」(スポーツ紙記者)
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記事は、2022年11月30日に東京ドームで開催されたアメリカの大物ハードロックバンド『KISS』の“サヨナラ公演”の観客席に空席が目立ったことを例に挙げている。また、東京ドームのステージの広さをふまえ、パフォーマンス中の体力面の懸念についても指摘している。だが、X上では矢沢ファンから
《ファンクラブ入っててもチケット取れないのに!》
《これまでどれだけチケット取ることが大変だったかわかって書いてるのかと》
といった怒りをはらんだ声や、
《心配しなくても埋まりますから》
といった“勝利宣言”も飛び出ている。
「実態として、矢沢さんはほぼ毎年全国ツアーをおこなっていますが、そのチケットはファンクラブ会員であっても、なかなか取れないことで有名です。つまりプラチナチケットなんです。
さらに、矢沢さんは2022年の8月27、28日の2日間にわたって、最大収容人数が約6万8千人を誇る新国立競技場で、有観客の単独コンサートをミュージシャンとして初開催。ともにソールドアウトさせ、真夏の暑い時期にもかかわらず2日で12万人を動員したほか、続く9月18日の福岡PayPayドーム、9月25日の京セラドーム大阪での公演のチケットもソールドアウトさせています。
ましてや11月の東京ドームは、メモリアルイヤーの集大成となるライブ。全国からファンが集結するでしょうから、チケットもすぐに売り切れるんじゃないでしょうか」(同前)
とはいえ、誰しも年には勝てない。過去にはトラブルもあったのは事実。
「2019年と2022年には喉の不調を理由に公演をキャンセルしていますし、一部ではデビュー50周年ライブを終えたら引退するのではないかという説も流れていました。歌手人生の下り坂にあって、“ガラガラの客席を見たくない”というファン心理は間違いなくあるでしょう。数々の伝説を成し遂げてきた“ボス”だからこそ、どんな形であっても“有終の美を飾ってほしい”とファンは願っているはずです」(同前)
矢沢にしてみたら、不安材料の報道は「大きなお世話だよ、ヨロシク」といったところか。