エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

マツコ「難易度の高いCM」3社のうち2社を制覇して野望は続く

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.04.18 11:00FLASH編集部

マツコ「難易度の高いCM」3社のうち2社を制覇して野望は続く

 

 テレビで見ない日がないくらい大活躍のマツコ・デラックスが、キリンビバレッジの新商品「キリンファイア ワンデイ ブラック」の新CMに起用された。

 

 すでにCMは放送されているが、3月27日に発表会が開かれた。
 マツコは開口一番、「お堅い会社で有名なキリンビバレッジさんが、オカマを使ってくれるなんて、何かが起きたわね」と一気に話し出す。

 

 

 続けて、「最近、第2次CMブームが来ているのよ。もう収まったと思ったら、またいろいろお話をいただけて。ちゃんと大人に見てもらえるのは、意外と時間がかかるのね、って最近感じてます」と話す。その表情は誇らしげに見えた。

 

 ここがツボだと思い、そのあたりをもっと詳しく聞いてみた。

 

「キリンさんからのコマーシャルと聞いて、マツコさん、どんな気持ちでした?」

 

「だからぁ」と右手を顔の横で手招きして、聞いて聞いて、という感じで話し出す。

 

「だから、あたしみたいなところへは、広告いただけないだろうなと思っている3本指に入る会社の1つだったの。それとキリンさんはお堅い会社だから、どっちかというとクリーンな正統派の俳優さんを使われるんだろうなと思っていたから、ビックリ!」

 

 謙虚な言葉のなかに、今や押しも押されぬビッグタレントの自信を見せる。マツコの言葉は続く。

 

「最近、別の会社、ほら、某会社からもね、いただいて。3本指の会社の2つからいただいたから。あれ、あたし、ようやく、オジサマ方から認めてもらえたかしら、という。だから、ちょっと嬉しかったです」

 

 1つのことを話すのに珍しく時間をかけており、それだけ本心から喜んでいるのが伝わってくる。

 

 別の某会社とは、資生堂のことと思われる。
 資生堂は3月からマツコ・デラックスを起用したCMを放映している。資生堂はじめ、化粧品のCMキャラクターといえば、女優、モデル、タレントなら誰でもなりたい憧れの存在。

 

 つまり、マツコは欲しかった3つのうち2つが手に入り、この上ないほど最高の気分……いや、そんな言葉では足りない。野望が2つも実り、残すはあと1つ。そう言い換えても過言ではないほどの心境というべきだろう。

 

 もちろん、新商品のアピールも忘れてはいない。新商品のキャッチフレーズが「どデカうまい」ということで、「あたしが9時5時で働いているとしたら、このボトル4本ベースね。そうなの、水分1日に4リットルくらい摂るから」と、水分補給もデラックス級であることを明かした。

 

 会場には、テレビCMと同じような東京タワーの街並みの大ジオラマが用意された。セットの中央に立つマツコの周りを、カメラ付きのドローンが飛び、映像を会場正面に映し出すという凝った演出。

 

「意外にお金をかけた発表会ね。このぶんをギャラに回してくれないかしら」と、会場を沸かせる。マツコは映し出された自分の横顔を見て、「あっ、あたし、横顔きれい!」「もう一回横顔、映してくれる」とドローン操作の人に要求する。

 

 マツコとほぼ同世代のシアトル・マリナーズのイチロー選手の現役引退の質問が出ると、こう自身の引き際に触れた。

 

「これから別の形で大活躍するんだろうけど、野球人生としてはピリオドを打つわけじゃない。引き際がきれいなのは、カッコいいと思った。

 

 あたしは、みんな優しいから『お前は今日で終わりだ』って言ってくれないじゃない。身を引くタイミングって自分で考えなきゃいけない。もったいないと言われるうちに。『まだいるのか』と言われる前に、パッとね」

 

 しかしだ。マツコの引き際はまだまだずっと先の先のようだ。横顔に見とれ、あと1つの野望を得るまで引退はあり得ないと読む。(芸能レポーター・川内天子)

続きを見る

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る

エンタメ・アイドル 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事