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渡辺徹「『約束』は緊張のあまり生放送で大失敗」

エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2016.10.03 20:00 最終更新日:2016.10.05 18:26

渡辺徹「『約束』は緊張のあまり生放送で大失敗」

 

「小さな胸に 唇を…」(正しくは、「小さな夢を 唇に」)『ザ・ベストテン』初出演の際、ド緊張のあまり歌詞が頭からぶっ飛び、冒頭の「とんでもない歌い出しになってしまった」と苦笑いする渡辺さん。

 

「生放送でいちばんやってはいけないのが、空白を作ること。だから、『君を抱きしめ』『燃える2人さ』等々、アドリブで勝手に作詞しながら歌いました。

 

 シェイクスピアの長台詞は頭に入るのに、今でも3分の歌詞が覚えられない。コンサートでも歌詞を忘れて詰まっていると、ファンの人は感極まって泣いていると勘違いしてくれて。これは使える! と思いましたね(笑)」

 

『太陽にほえろ!』で一躍全国区となった渡辺さんは、「新人刑事がシャレのつもりで」歌手デビューを果たした。

 

「親父は1曲20円でアコーディオンの『流し』をしながら俺を育ててくれた。だから、『音楽の世界は甘くない』と激怒しました。俺は反抗期で、親父のようになりたくないと思っていた。

 

 ところが、『約束』が大ヒットすると、自宅の2階にスピーカーを並べて、農作業をしている人たちに向けて大音量で流したり、個人宅なのに有線を設置してリクエストしてくれたり……。

 

 コンサートにも顔を出してくれた。俺にとっての『約束』は、親父との会話を取り戻せた曲。歌手としての仕事を認めてもらえたような気がしています」

 

<渡辺徹『約束』>
1982年8月25日発売
作詞:大津あきら 作曲:鈴木キサブロー
●売上枚数:54.4万枚(1982年)
●ザ・ベストテン初登場:1982年10月21日 8位
●最高位:1位 
●連続ランクイン:13週

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
 サビの「グッバイマイ シスター」の「シ」の音が下がらないように気をつけましょう。これは榊原郁恵に教えてもらいました(笑)。あと、年下の女のコ=シスターに、語りかけるように歌うことです。

 

<渡辺徹 Tohru Watanabe>
 1961年生まれ 55歳 茨城県出身 1981年、『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)のラガー刑事役で俳優デビュー。'82年、2ndシングル『約束』が、グリコ「アーモンドチョコレート」のCMソングとなり大ヒット。'87年、榊原郁恵と結婚。9月25日、「徹☆座公演2 渡辺徹☆プロデュース お笑いライブ2016」を開催する

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