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雅夢『愛はかげろう』は失恋から立ち直るためにできた歌

エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2016.10.24 12:00 最終更新日:2016.10.24 12:00

雅夢『愛はかげろう』は失恋から立ち直るためにできた歌

 

「昔、ライブハウスなどで『次の曲は『愛はかげろう』です』と言うのがすごく恥ずかしかった。だって、タイトルが女々しすぎるでしょう?」

 

 学生時代は野球に熱中したスポ根少年。友人たちのあいだでは「バリバリの体育会系」というイメージだった。そんな彼が、大学生のときに大失恋を経験。『愛はかげろう』が誕生した。

 

「当時、(失恋が)本当に辛かったんです。そこから抜け出すために、自分の心の中にある感情を言葉にして、吐き出して、歌詞にしてみようと思ったんです。ただし、女性の言葉で。

 

 女性の主人公を立てることで本音が言えたんですね。失恋して心が痛んで、涙は乾いて……という女々しい自分の感情を吐き出すと、心が軽くなっていった。これが男言葉だと、根性で乗り切れ! 気合で乗り越えろ! みたいになってしまう(笑)。

 

 男として自分の弱い部分をさらけ出すのは恥ずかしいですし
ね。女性ファンに『どうして女心がわかるんですか?』と聞かれることがあるけど、僕の思いなんです」

 

 最後に、三浦さんにとって『愛はかげろう』とは?

 

「神様に、『音楽家をやりたいならやってみる?』とチャンスをもらえた曲。一生音楽で食べていく自信なんてなかったけど、サビの『愛はかげろう つかの間の命』が出来たとき、ヒット曲が書けたかもしれない、と思った」

 

<雅夢『愛はかげろう』>

1980年9月25日発売
作詞:三浦和人 作曲:三浦和人
●ザ・ベストテン初登場:1980年11月27日10位
●最高位:3位
●連続ランクイン:12週

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>

 ピアノのイントロが滑らかなので、お酒に酔っていると歌い出しに失敗します。出だしの「ま」を逃さないようにしましょう。悲しい歌なので悲しく歌いすぎないこと。感情を半分以下にしてフェイクしないように。

 

<三浦和人 Kazuto Miura>

 1958年生まれ 58歳 兵庫県出身 1980年、ヤマハ主催の「ポプコン」に出場し、『愛はかげろう』で優秀曲賞を受賞。9月、同曲でデビュー。1984年、雅夢解散。ソロ活動をスタート。来年5月、ポプコン出身アーティストによる「僕らのポプコンエイジ2017~Forever Friends, Forever Cocky Pop~」に出演予定

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