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億り人に学ぶ「1億円の貯め方」ボーナスのたびに証券口座を開設
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.12 06:00 最終更新日:2020.08.12 06:00
《1億円貯める》《1億円稼ぐ》。そんな題名のビジネス書が増えている。著者たちに「YOUはどうやって “大台” に?」と、単刀直入に聞いた!
『超お買い得になった株と不動産で1億円つくる! 株‐1グランプリ優勝3回のサラリーマンの(秘)投資術』(ダイヤモンド社)の著者・東条駿介氏は、元地方公務員。株式と不動産投資で2億円を稼いで退職し、現在は専業投資家だ。
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「投資に、大きな資金は必要ありません。株式なら5万円あればいいし、不動産でも100万円あれば頭金にローンが組めます。公務員や会社員なら、ローン審査も通りやすいですよ」
一方で、「道端の1円を堂々と拾う人が、お金に好かれる」とも語る東条氏。
「『ヤフオク!』や、クレジットカードのポイント還元キャンペーンで投資の種銭を稼ぎます。節税効果があるiDeCo(個人型確定拠出年金)も、絶対やったほうがいいです」
バラエティ番組でも活躍する、棋士で投資家の桐谷広人さん効果で人気の「株主優待」も活用する。
「毎年20万円ぶんくらい、外食産業の銘柄を中心に、株主優待を受けています。私が活用しているのは、クロス取引。権利確定日の翌日は株価が下がりますが、買いと同時に空売り注文を入れて、実質タダで優待をもらえる裏技です」
東条氏が、株式で大きく資産を増やせたのはIPO(新規公開株)投資のおかげだ。
「2019年は、86銘柄中76銘柄で初値が公開価格を上回りました。IPO銘柄は稼げる確率が高いんですが、抽選倍率も高い。
私は応募できるチャンスを増やそうと、ボーナスなどまとまったお金が入るたびに、ネット証券や地場の証券会社に口座を開設していました。今では50社以上に口座があります。
口座開設には時間がかかるので、私の職場ならではの、半日休暇制度を利用していました(笑)」
安定した職場に勤めていたからこそ、勝負に挑めたのだ。
●東条駿介(50代)元公務員/資産2億円
つい最近まで東京都内の市役所に勤めていた、50代前半の個人投資家。本業で管理職を務める一方、株式・不動産投資で2億円の資産を作った。夕刊フジ主催の「株‐1グランプリ」で3年連続優勝
(週刊FLASH 2020年8月18・25日号)