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「原因不明の鼻血」「トイレ回数が少ない」「早朝の頭痛」この高血圧がヤバい!危険な自覚症状16

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.06.25 06:00 最終更新日:2023.06.25 06:00

「原因不明の鼻血」「トイレ回数が少ない」「早朝の頭痛」この高血圧がヤバい!危険な自覚症状16

サンドウィッチマンの伊達みきおは血圧が200超えで、入浴するたびに鼻血が出るという

 

「『血圧』『糖尿病』の大ウソを暴く」「血圧と降圧剤 患者には絶対教えない『医者の本音』」――。

 

「週刊ポスト」や「週刊現代」といった、60歳以上を対象とする “老人向け週刊誌” では、毎週のように高血圧をテーマにしている。同誌の読者は血圧を下げるべし、という医者の小言に嫌気がさしているようで、「200(mmHg)以上の血圧を何年も放っておいて平気だった」と豪語する精神科医の和田秀樹氏は、誌面に引っ張りだこの状態だ……。

 

 

 だが、本当に高血圧を放置してよいものだろうか。そろそろ血圧が気になりだした写写丸世代にとっても、気になるテーマであるに違いない。

 

「確かに、一理あるんです。200近い高血圧でも、元気に暮らしている方は実際にいますからね」

 

 こう語るのは、函館稜北病院総合診療科の舛森悠医師だ。

 

「しかし、世界的に研究が進むなか、目標血圧は年々低くなっています。2019年の『高血圧治療ガイドライン』では、安静時に測定した血圧が140/90 mmHg以上の状態を高血圧だと定義しています。

 

 さらに、年齢や糖尿病、腎疾患などの基礎疾患によって、より低い目標血圧が設定されることもあります」

 

 しかも、年に一度の健康診断では、本来の血圧を計測することはできないという。

 

「そもそも血圧は、1日のなかでも大きく上下します。たとえば、一度血圧を測った後に、深呼吸をして再度測るだけでも、その数値は変動します。

 

 ふだん、上の血圧が140の人でも、少し強い運動をすると、200近くまで上がることがあります。体調に不安があり血圧を測ると、その心配や緊張だけで50も上がることもあります。

 

 だから、血圧というのはその時々の体調や気持ちによって変わるものです」

 

 では、“本当にヤバイ” 高血圧とはなんなのか。チェックシート形式でまとめたものが以下のものだ。

 

高血圧の危険な自覚症状16

 

■首に痛みを感じることがある

 

「首の痛みは典型的な高血圧の症状です。首の血管に圧力がかかっているということを意味し、危険です」(舛森医師・以下同)

 

■早朝に頭痛がする

 

「頭痛も症状の一つです。とくに朝は、『早朝高血圧』といって、血圧が高くなりがちです。ふだん血圧が低いとしても要注意です」

 

■後頭部に強い痛みを感じることがある

 

「頭痛と高血圧がセットになった場合、高血圧性脳症や脳出血などの重大な病気のリスクが高いことがわかっています」

 

■目を酷使していないのに目がかすむ、ものが二重に見えることがある

 

「高血圧によって網膜の毛細血管が傷つくと、血液が行かなくなり、かすんだり、ものが二重に見えたりします。出血した場合は即病院へ」

 

■耳鳴りがすることがある

 

「耳の近くで血流障害が起きると、血の流れる音が耳鳴りとなって聞こえます。『ドクンドクン』『ザーザー』といった血流の音に要注意」

 

■胸の痛みを感じることがある

 

「狭心症や心筋梗塞の代表的な症状です。前胸部に圧迫感を覚えることが多いです。心臓が発するSOSだと考えてください」

 

■激しい運動をしていないのに息切れがひどい

 

「激しい運動をして息切れをするのは当然ですが、歩くだけでも息切れをするのは、高血圧の影響で心臓のはたらきが悪くなった証しです」

 

■椅子に座っているのに動悸を感じることがある

 

「こちらも息切れと同じように、驚いたり運動をしていないのに動悸を感じるのは、心臓がうまく働いていない可能性が高いです」

 

■原因不明の吐き気や嘔吐をしてしまうことがある

 

「急激に血圧が上昇したことで脳の機能が破綻する高血圧脳症の症状です。意識障害やけいれんを起こすこともあり、非常に危険です」

 

■しばしば仕事や作業に集中できず、ボーッとしている

 

「高血圧脳症による意識障害です。言葉が出てこない、ろれつが回らない場合も非常に深刻な状態です。すぐに病院へ行ってください」

 

■原因不明の鼻血が出ることがある

 

「高血圧によって、血管が傷つきもろくなってしまうと、動脈から出血することがあります。鼻血もその一種で、しばらく止まりません」

 

■トイレに行く回数が少ない

 

「腎臓の血管に負担がかかると、正常に尿がつくられず尿が出なくなることがあります。水分が出て行かないので血圧も高くなります」

 

■気温に関係なく足先や手が冷えることがある

 

「動脈硬化によって血流障害が起きると、毛細血管の多い手や足先が冷えることがあります。ただの冷え性ですまないかもしれません」

 

■就寝後、トイレに行くために起きてしまうことがある

 

「『トイレに行く回数が少ない』のと同じで、逆に一回の排尿量が少ないために頻尿となるケースもあります。気をつけましょう」

 

■日中、あくびが止まらない

 

「睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。無呼吸と呼吸再開を繰り返すことで、急激な血圧変動を起こし、血管をさらに傷つけます」

 

■肩こりがひどい

 

「動脈硬化による血流障害が原因で肩がこるケースもあります。逆に、血圧を下げれば肩こりが解消される可能性もあります」

 

 血圧が180/120以上で1つでも該当する人は病院へ。それ以下の血圧でも、5つ以上該当したら危険な状態だ。

 

「第一に、血圧が “ずっと” 高い状態が問題になります。人間の心臓は1日に約10万回も動いています。このとき、上の血圧が通常の140以下で血液を送り出しているのと、一日中上の血圧が200という強い力で血液を送り出しているのとでは、血管にかかる負担がまったく違います。

 

 過度な負担が続き、血管がひどく傷んでしまった状態がいわゆる『動脈硬化』です。動脈硬化は脳卒中や心筋梗塞、脳梗塞、認知症といった病気を引き起こしますし、血管が破裂すれば大動脈解離を引き起こします。

 

 基準は1週間、落ち着いているときに測定して、平均して140/90以上は下げるようにしたほうがいいでしょうね」

 

 また、自覚症状がある場合も非常に危険だという。

 

「高血圧は自覚症状が少ないため “サイレントキラー” とも呼ばれていますが、頭痛や、耳鳴り、鼻血が出るなど、危険な自覚症状はいくつもあります。放っておくと、全身の臓器に障害が出てしまうことがあるので、ただちに治療が必要です。

 

 高血圧ではなくても、チェックシートで5つ以上当てはまる場合は、気をつけたほうがいいですし、自覚症状があって血圧が180/120を超えているときは、必ず受診を検討してください」

 

 血圧を下げるために、治療をする期間も注意が必要だ。

 

「一般的に塩分を1日6g未満にするだけで、血圧は平均5下がるといわれています。また、軽い運動をおこなうことでも血圧は平均3下がります。しかしその際、傷ついた血管が “プッツン” してしまわぬよう、一気に血圧が上がるようなNG行為は控えてください。

 

 たとえば、ハードな筋トレをおこなったり、便秘で排便する際、全身で “力む” と、ガツンと血圧が上がるので、危険です。熱湯やサウナ、“激しい興奮” や疲労も、一時的な “超高血圧” を招くので避けたいですね。慌てずゆっくり、血圧を下げていきましょう」

 

 たかが血圧、されど血圧。自覚症状のある読者は、気をつけて。

 

■高血圧のNG10大行為

 

●オシッコを我慢する
●便秘が続く
●ハードな筋トレ
●睡眠不足
●ギャンブル
●激しいセックス
●42℃を超える熱い風呂
●テキーラなどの一気飲み
●長時間のサウナ
●寒いのに薄着で出かける

( 週刊FLASH 2023年7月4日号 )

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