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ガンにも花粉症にも…「オーソモレキュラー」の有効度
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.06.22 09:00 最終更新日:2018.06.22 09:34
■花粉症の改善
春先のスギにはじまり、いまや「年中病」とまで言われる花粉症も、オーソモレキュラーで改善できるという。
「花粉症などのアレルギーはすべて、本来は問題がない物質に、体が過剰反応を起こすことが原因です。免疫の機能が低下するためですが、ここにも糖質が関連しています」(溝口氏・以下同)
糖質を摂って血糖値が上がると、体はインスリンを出して血糖値を下げる。一方で、副腎から「コルチゾール」というホルモンを出し、血糖値の下がりすぎを防ぐ。
「コルチゾールが過剰に分泌されると、血糖値は乱高下します。このホルモンは交感神経を刺激する作用があり、過剰な分泌は自律神経のバランスを崩すことにつながります。自律神経が乱れると、免疫システムもダウンしやすくなります。その結果、花粉症などのアレルギー反応が起きやすくなるのです」
糖質制限血糖値をコントロールすれば、自律神経が正常化し、アレルギー反応が抑えられるのだ。
「オーソモレキュラー療法では、糖質制限に加えて、粘膜を丈夫にするビタミンAとD、副腎を支えるビタミンCを補給して、アレルギーの炎症を抑えていきます」
■男性不妊の改善
さらに、オーソモレキュラーでは男性不妊も改善できるという。
「精巣、精子の活動に重要な亜鉛が、糖質を摂ると損なわれます。糖質制限をして、DHAやビタミンA、B、Dを補います。40代のある男性は、これにより1年後に精子の数が倍増し、運動率も13%から47%に上昇しました」
まさに「万病を改善する」糖質制限。もう一度、今日の食事を見直してみてはどうだろうか。
(週刊FLASH 2018年6月5日号)