「結婚するまで、オードリーの若林正恭くんと年に何回か旅行をしていたんです。『サトミツ、ぜんぜん眠らないよな』と言われて、自分が不眠症だとやっと気がついたんです」
不眠症のリアルな日常をブログに綴り、「芸能界いちの不眠症」を自負するどきどきキャンプの佐藤満春。中学時代に深夜放送にハマって以来、睡眠時間は1日2、3時間しかとっていない。
「若いころは、眠らないことは自分の武器だと思っていたくらい。でも、奥さんは心配するし、体力も落ちてきて……。体調を崩して病院に行くたびに、医師に『眠ったほうがいい』と言われていました」
トイレブラシを40本も所有するなど、元来凝り性の佐藤。新しい快眠グッズも、常に探し求めている。そこで、最新の快眠グッズを試してもらうことにした。
まずは最近注目されている、顔を覆うテント型睡眠グッズ。通販を中心に話題なのが、「マイドーム」(2700円~)だ。開発したのは、大阪の印刷会社・Principal。社長の二口晴一氏が語る。
「冬に酔っ払ってリビングで寝てしまったとき、寒さしのぎに紙袋をかぶってみたんです。すると、寝息で袋の中が暖かくなって、体全体も暖かく感じはじめた。結果、ぐっすり眠ることができたんです」
商品化にあたって、素材に通気性や遮光、フィルター効果が高い国産高級不織布を採用。快眠効果は非常に高いという。ユニークな見た目だが、実際の使用感はどうなのか。
「『マイドーム』は、視界がシャットアウトされるのがいいですね。それに、頭からかぶったときのバカバカしさが最高です(笑)。
僕は目元と首元を温めると安眠できるようで、ふだんはホットアイマスクを愛用しています。これは頭全体を温めて保湿してくれますので、自分に向いていると思いました」(佐藤、以下同)
次に、「睡眠用たわし(現在はリニューアル。1万584円)」を試してもらった。
「和歌山の超有名老舗たわし店・高田耕造商店の監修した枕。掃除マニアでもある僕は、一時期たわしにハマり、ご主人の高田さんを取材させてもらいました。
そのこだわり、技術は超一流で、高田さんが絡んでいるから間違いないとの予想どおり、かなりいい枕ですね。桐生の職人と組んだという新製品も使ってみたいです。
質のいい睡眠のためには頭を温めすぎないほうがいいといいますが、この『睡眠用たわし』は、後頭部を適度に冷やしてくれるので、眠りやすかったです。表面のざらざらが気になる人は、枕用カバーをつけてもいいかな」
さらに佐藤はグッズ体験中、手のひらに貼って睡眠の深さを測定する「安眠チェッカー」を併用していた。
「『安眠チェッカー』で眠りの深さを測ってみると、3割くらい深く眠れている感じでした。でも、これまでも、慣れるうちにだんだん眠れなくなってしまうんですよね……」
後日、「マイドームとたわし、とてもいいです。“気付いたら朝”ですね。でも、両方同時に使うと、ゴワゴワしちゃって渋滞気味でした(笑)」と追加レポートが届いた。
不眠症歴25年以上の、佐藤の模索は続く。
さとうみつはる
1978年生まれ 桜美林大学卒業。トイレ芸人としても知られる。オフィシャルブログ「水に流せない日常」(https://ameblo.jp/satomitsuharu/)
(週刊FLASH 2018年9月25日号)