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「わかさ」編集長に聞いたイチオシ健康術「4ー7ー8呼吸」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.16 06:00 最終更新日:2018.11.16 06:00
空前の健康ブームで、雑誌でもテレビでも数多くの健康法が紹介されている昨今。そのなかで、本当に簡単で長続きできるものはどれなのか。「健康のプロ」ともいうべき健康雑誌の編集長に、自ら実践する健康法を教えてもらった!
健康雑誌の最大手「わかさ」の飯塚晃敏編集長(44)は、学究肌の理論家で、とくに食事については一家言を持っている。
「米アリゾナ大学のアンドリュー・ワイル博士が示した『抗炎症食ピラミッド』を意識しています。人間が本来持っている自然治癒力を阻害する原因が慢性炎症で、それを防ぐための食品が重要度の高い順に示されているのです」
具体的には、甘いものの摂取をできるだけ控える、野菜・果物を多く食べる、ナッツやお茶、全粒穀物を摂る習慣をつける、など。これをベースに「発酵食品を摂る」「食品添加物をできるだけ摂らない」ことも意識している。
「野菜はザク切りしたキャベツと塩コンブを和えたり、トマトに酢をかけたりして食べています。
また、玄米は食べにくいので、米ぬかを炒って味噌汁に入れています。これによって、玄米を食べなくても全粒穀物と同じ栄養素が摂れます。
発酵食品の味噌は山形の天然醸造のもの、酢はいま話題のキビ酢を利用しています。こうした食事法を紹介すると、読者の反響も大きいですね」
飯塚編集長が健康のために重要だと強調するのが、食事と運動とストレス解消。運動については「忙しいこともあり、あまりできていない」というが、毎朝、続けているのが「腰ゆらし」だ。
編集長を兼任している腰痛対策の専門誌「腰らく塾」で紹介したところ、反響を呼んだ。
「うつぶせで腰を左右に振るだけです。これを起きたときに布団の中でおこなうと、硬くなった筋膜がほぐれて骨格や神経が整うんです。
『坐骨神経痛がよくなった』『足腰のしびれがなくなった』などの読者の声が寄せられました。効果は専門の理学療法士からもお墨付きを得ています」
また、ストレス解消に効果的なのが「4ー7ー8呼吸」。
「4秒かけて息を吸い、7秒間、息を止めて、8秒かけて息を吐く呼吸法です。これもワイル博士がすすめている呼吸法で、心身がリラックスして、血圧の安定などにも効果があると言われています」
食事と運動とストレス解消も、これで完璧だ!
(週刊FLASH 2018年10月30日号)