100万円トクする「相続ドリル・中級編」喪主の葬儀代は…

　7月1日から、「改正相続法」が施行される。親が遺したお金、家をどう守ればいいのかは、高齢化社会の大きな命題のひとつだ。やり方次第では100万円単位で相続額が変わってくるし、一歩間違えれば、「争族」にまで発展してしまう−−。そこで、改正相続法の「肝」を、ドリル形式でお届けする。今回は中級編だ。

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●Q1：子供のいない夫婦で夫が亡くなった場合の法定相続分について
　冒頭の図の家族で、Aさんが亡くなった。それぞれの法定相続分は？　
※Aさんの両親はすでに亡くなっている

●Q2：Q1の家族で、兄が相続放棄した場合、兄の子は相続できる？

●Q3：上の家族で、兄がAさんを殺して有罪判決が出た場合、兄の子はAさんの遺産を相続できる？

●Q4：葬式代の立て替えについて
　喪主である長男が、父親の葬式代300万円を立て替えた。遺産の中から300万円は返してもらえる？

●Q5：不動産の共有持分について
　遺留分として、不動産の共有持分を請求することはできる？

　次のページで、解答と解説をみてみよう！