ライフ・マネー
「ほったらかしで資金2倍」投資のための9つの「金策術」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.03 20:00 最終更新日:2020.01.03 20:00
運用益が非課税となる「つみたてNISA」、掛金も全額が所得控除となる「iDeCo」(個人型確定拠出年金)の口座を楽天証券で開設し、「楽天・全世界株式インデックスファンド」を毎月積み立てる。毎月3万~5万円を投資にまわせれば、それだけで20年後には “資産2000万円” も可能に――。
驚きの「ほったらかしで資産2倍」投資法を実践し、18年間で実際に資産を2倍にした、家計再生コンサルタントの横山光昭氏。今回は、投資の元手となる「お金を増やす方法」を伝授してくれた。
【関連記事:老後資金2000万円は「ほったらかしで資産2倍」作戦で作り出せ】
●方法1:変動費を削るのは固定費のあと
「固定費」とは、毎月一定額かかる費用で、住居費、通信費、新聞代、生命保険料など。「変動費」は、月によって金額が増減するもので、食費、水道光熱費、日用品費などだ。
「節約というと、食費や被服費を削るなど、変動費を削りがちですが、それだと、“どれだけ我慢できるか” という精神論になってしまう。我慢が続かず、逆に支出が膨らんでしまうんです。だから、反対に固定費から削るように家計を見直していきましょう」(横山氏、以下同)
●方法2:格安スマホで無駄な固定費を抑える
2万3000件以上の家計を見てきた横山氏が発見したのが、貯金ができる、固定費と変動費の「黄金比率」だ。それは、「固定費45%、変動費35%、貯金20%」。手取り収入に対し、この割合を目安に、支出を見直すことができれば、自然に貯金が膨らんでいく。
「支出は、『その金額をかける価値があるか』を見るようにしてください。固定費を削るうえで、格安スマホはおすすめです。
私は4、5年前までauを使って月額利用料を8000円も払っていましたが、いまは楽天モバイルで、妻と子供6人を合わせて家族8台で月額8000円ほどです。
大手キャリアなら4万~5万円はかかる。『無駄な固定費は抑えて、家族で美味しい外食をしたほうがいい』と私は考えるのです」
●方法3:家族に説明できない支出はしない
横山家では、月に1度、「家族マネー会議」を開いている。家族全員参加が鉄則だ。
「収入から必要経費と貯蓄分を引いた差額、つまり『余ったお金』を発表して、その使い道について話し合うんです。サラリーマンの方は、自分は小遣いだけもらって、家計は奥さんにまかせているケースも多いのでは?
でもじつは、貯金ができていなかったケースもあるんです。家族マネー会議では、子供に言われて気づくことも多い。
いまの仕事をする前ですが、生命保険料を子供に『これなんなの?』と聞かれて、支払っている意味を、自信をもって説明できませんでした。以来、使い道を家族全員が納得したうえで、お金を使うようにしています」
●方法4:1000円メモ帳で支出を “見える化” する
「支出の黄金比率」を達成するには、まず自分の支出の「見える化」が必要だ。
「『たいして高いものも買ってないのに、お金が貯まらない』などと、感覚的な話をしていても改善はできません。ダイエットもそうですが、まず体重計に乗ることが大事。
ただ、1円単位で家計簿をつけるのは、『面倒くさくて無理』と三日坊主で終わってしまう。
私は、自分の使ったお金を大ざっぱに千円単位で、支出だけをメモしています。これで、自分の残高と支出がひと目でわかるようになりますよ」