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秘蔵カラー写真で見る「60年前の日本」新幹線が風景を変えた
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.06 20:00 最終更新日:2020.01.06 20:00
1956年3月、駐留米軍の軍属として初来日したJ・ウォーリー・ヒギンズ氏は、日本人女性と結婚後、国鉄の国際部の仕事を手伝うようになった。
鉄道好きだったヒギンズ氏は、以後、趣味と実益を兼ねて日本中を旅し、当時貴重だったカラーフィルムで、鉄道写真を中心とした日本の風景を撮り続けた。その貴重な写真を、順次公開していく。
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1964年の東京オリンピックの開催は、日本の町並みを大きく変えた。なかでも大きかったのが新幹線だ。
これは建設中の新幹線の高架橋と富士山。この時から2年もしないうちに、この線路を、世界初の超高速鉄道が走り抜けることになる。
お盆の時期に公開された新幹線。見物客が奥の方までぎっしりだ。
一方、これは、新幹線になる前の「こだま」の最後の日。こだまは、朝8時頃、東京駅と大阪駅をそれぞれ出発して、途中の主だった駅に停車しながら6時間半かけて、反対側にたどり着く。写真は、朝、大阪を出て東京にむかう途中のこだまだ。
それにしても、最後のこだまの正面の「こだま」の文字が手書きなのには驚いた。国鉄はそれまでのものを博物館にすでに収めてしまって、手書きするほかなかったのだろうか? まさか、誰かが個人のコレクション用に持ち去ったわけでもあるまい。
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以上、J・ウォーリー・ヒギンズ氏の新刊『続・秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本』(光文社新書)から再構成しました。半世紀以上の歳月を経て、なお色褪せない6000枚の中から、選りすぐりの544枚を蔵出し公開。
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