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女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」ストロベリーフェアはアリス気分で

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.12 16:00 最終更新日:2021.02.12 16:00

女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」ストロベリーフェアはアリス気分で

シェフ一押しの「春を呼ぶフレジエ」

 

 イチゴの季節です。いまや12月のクリスマスから5月頃まで、半年もの間、国産のフレッシュなイチゴを食べられますが、2月から3月は出荷量がもっとも増える、まさに旬!

 

 17世紀、「太陽王」と呼ばれたフランスのルイ14世は大のイチゴ好きで、夫人に隠れて器いっぱいのイチゴをたいらげたと何かに書いてありました。

 

 

 首都圏のホテルは、いま競ってイチゴスイーツのブッフェを開催しています。コンセプトもメニューもそれぞれ趣向を凝らしており、ルイ14世だったら大変だったろうと妙な想像をしながら、ネットで見比べました。

 

 今回訪れたのは、国内で最初にデザートビュッフェを始めたレストラン、東京・新宿副都心にあるヒルトン東京「マーブルラウンジ」。ストロベリーフェアを1980年代にスタートした老舗です。

 

 フェアのタイトル『RSVP. アリスからの招待状』と掲載写真があまりに可愛らしくて、気持ちをかき立てられたのです。「RSVP」とは、招待のお返事ください、という意味ですが、『不思議の国のアリス』の「おかしなお茶会」のストーリーに着想を得て、ロマンティックなバラ園でイチゴに囲まれた甘美なお茶会をイメージしたそうです。

 

 物語の世界に誘う個性的な名前のついた新作イチゴデザートが20種類以上あるのも、心ひかれました。食事のメニューも、イギリスの名物料理「ローストビーフ」や「シェパーズパイ」などが充実。ランチとデザートの両方を楽しもうと、12時半に予約を入れて、友人と待ち合わせ。

 

 フェアはランチ時の11時半~18時までの7部制ですが、土日はかなり先まで予約が埋まっていました。平日もランチの時間はほぼ満席です。

 

 その日、友人はまるでアリスのように、セーターの袖やスカートにふわりとしたチュールのついた華やいだ衣装。イベントに向かう服装って、雰囲気を盛り上げるのに大切だなぁと感心します。

 

 ホテル1階のマーブルラウンジでは、席に案内されながら、実際に提供されるスイーツのレプリカと、テーマに合わせたデコレーションがセットされた「プレゼンテーション・ビュッフェ」に目を奪われます。そこはすでに『不思議な国のアリス』の世界!  食べるより、写真を撮るのに夢中そうなお客さんもいました。

 

 予約席のテーブルにはカラフルなランチョンマットとアフタヌーンティー用のケーキスタンドがセットされ、小さな焼き菓子や摘みたてのイチゴが山盛り。フェアでは1日平均600パックを使用するそうですが、清涼なイチゴの香りに囲まれて気分も上がります。

 

 周囲を見渡すと、客層は女性中心ですが、ランチアイテムが充実しているせいか、男性の顔も見えました。

 

 さて、肝心の食べるほうですが、オードブル、メインを経てイチゴのデザートへという作戦。飲み物はドイツの高級ブランド「ロンネフェルト」の10種類の紅茶をはじめ、コーヒーやノンアルコールドリンクもさまざま。時間は2時間、十分ありそうです。

 

 料理はさすがホテルの味で、つい食べ過ぎてしまいます。その後、お目当てのイチゴのデザートのコーナーへ。

 

 瓶に「Drink me!」の札がついたイチゴヨーグルトドリンクには迷うことなく手が伸びます。「春を呼ぶフレジエ」「甘酸っぱい招待状」「女王陛下の御成り」がシェフ自信の一品と聞いていたので、それも外せない。

 

 ピスタチオのマジパン、ココナッツ風味のスポンジケーキ、メレンゲにビスキュイ、バナナのムースなどなど多彩な味は、イチゴとの相性のよさに感心するばかりでした。

 

 その場で用意した出来たてのスイーツをサーブしてくれる「ライブステーション」は、「目」で食べたいものだらけで、お皿に載りきらない。   

 

 でも、別腹とはよく言ったもの。クリームはいくら美味しくても食べる量には限界がありそうですが、フレッシュなイチゴを口直しにしながら完食しました。

 

 大きくなったアリスの気分を感じつつ、「次、行きますか」と3ラウンド目。この間、席を立たなくても安全にスイーツを楽しめるようにと用意されたスイーツワゴンも回ってきました。

 

 時間が止まったまま終わらないお茶会を続ける物語のように、「お時間です」と声をかけられるまで、しっかり食べ続けて大満足でした。

 

 最近はもっぱらおうちごはんですが、美味しそうな料理やスイーツを自由に選べるビュッフェは、家ではできない楽しみです。

 

 このマーブルラウンジでは、テーマ性のあるデザートフェアを2015年から続けており、毎年新しいデザートを提供しているそうです。

 

 確かに、レストランの空間全体で『不思議の国のアリス』の世界を体験できた気がしました。

 

 シェフズライブキッチンの内容とランチアイテムはメニューが変わるそうなので、もっとお腹を空かせて、また行ってしまうかもしれません。

 

 他のストロベリーフェアはいったいどんな感じなのか、そこにも興味がわいてきました。

 

*『RSVP. アリスからの招待状』スイーツ&ランチビュッフェ
会場: 「マーブルラウンジ」 (ヒルトン東京1F)、2021年5月までを予定

 

横井弘海(よこいひろみ)
 東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

 

写真提供・ヒルトン東京

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