アイドルが超ボンビーな生活を送っている! という情報を入手。作家・新堂冬樹氏の芸能プロに所属する桑田彩クン(15)のお宅を訪問してビックリ。雑草が生い茂り、壁は剥がれ落ち、まるで漫画に出てくるようなおんぼろアパート。
恐る恐る扉を開けると、猫の額ほどの玄関に一畳ほどのダイニング。そして奥に、小さなちゃぶ台があるだけの部屋が……。
「この四畳半でお母さん、弟、妹の4人で川の字になって寝てるんです。ガスが止められそうになって、泣き落としで阻止したこともありました(笑)。お母さんは生活保護を申し込んだけどダメで、しばらくは失業保険だけで暮らしていました。最初は冷蔵庫も洗濯機もテレビもなかった。あったのは炊飯器と鍋だけ」
ネタかと思いきや、彩クンはガチな貧乏アイドルと判明。それにしてもなぜこんな狭い部屋に住んでるの? お母さんに失礼を承知で聞いてみた。
「もともとは自営業で裕福だったんです。ところが主人が仕事で騙されて自己破産してしまって。自暴自棄になり、そのころからDVが酷くなった。平気で包丁を持ち出すようになり、このままじゃ殺されると恐怖を感じましたね。今は主人とも別れて、やっと平穏な暮らしを送ることができています」
彩クンは家族の“危機”に一念発起。高校進学を諦め、アイドルとしてお金を稼ぐことを決意。介護の仕事をする母を助け、弟や妹のために夕飯を作ることも。そのうえ、暇があれば家族のために”食料調達”を担当するんだとか。
「海釣りだとアジやメバル、アイナメなんかを狙いますね。基本的に食べられる魚しか釣りません。素潜りだと銛でサザエを突いたり。渓流釣りならアユとかヤマメ。その場で捌いて塩焼きにすると美味しいんですよ。春先だと原っぱでセリを摘みます。タラの芽は薄く粉をつけてさっと揚げると美味しい。キノコ系は危ないので手を出しません」
(週刊FLASH 2012年9月18日号)