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犬猿の元SMAP「草なぎVS.キムタク」勝者なき代理戦争

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.01.26 17:00 最終更新日:2017.01.26 17:00

犬猿の元SMAP「草なぎVS.キムタク」勝者なき代理戦争

『キムタクが配ったジャンパー』

 

 都内でも雪がちらついた1月下旬の夕方。関東近郊のホテルにいたのは草なぎ剛(42)だ。放送中のドラマ『嘘の戦争』(フジテレビ系)の撮影中。グレーのスーツに、細い銀縁メガネ姿の草なぎは天才詐欺師を演じている。

 

「撮影の合間は台本を片手に、自分のセリフを何度もつぶやいていた。また自分の立ち位置をスタッフに指示される前に、自主的に確認する姿は真剣そのものだった」(ドラマ関係者)

 

 SMAP解散後、初の主演。そして、昨年事務所を退社した元マネージャーの「置き土産」の仕事となれば、気合が入るのも無理はない。

 

 一方、木村拓哉(44)は主演ドラマ『A LIFE』(TBS系)が放送中だ。

 

「木村さんは共演者、スタッフにジャンパー100着を自腹でプレゼントしました。収録の合間には積極的にまわりに話しかけるなどして、現場を盛り上げています」(ドラマスタッフ)

 

 木村が気を吐くのは草なぎへの対抗心からだ。

 

「草なぎは演出家のつかこうへいに『天才』と評された演技力の持ち主。もともとは仲がよかったが、1997年の『いいひと。』以来草なぎが俳優として評価を高めるにつれて、木村が意識するようになった。
 木村は主演ドラマで高い視聴率を取っても、演技が評価されないのを気にしていた」(テレビ局関係者)

 

 今回の元SMAPのドラマ対決は、ジャニーズ事務所と「独立派」の代理戦争という面がある。

 

「元マネージャーは大手免税店『ラオックス』の社長夫婦と親しい関係で、関係者が立ち上げた法人の代表取締役に、昨年の12月に就任した。飯島氏の会社は事業内容に『日本コンテンツの海外発信』や『映画製作』という項目がある。草なぎら4人はジャニーズ事務所からの独立後、ここに合流することになる。事務所の全面的なバックアップを受けている木村のドラマに草なぎが勝つことができれば、独立後も安泰だと、4人は考えている」(芸能プロ関係者)

 

 だが、勝者は生まれそうにない。

 

「『嘘の戦争』の第1話の平均視聴率は11.8%。17日放送の第2話は12%と微増したものの、よくも悪くもない微妙な数字だ」(前出のドラマ関係者)

 

 一方、木村の『A LIFE』の初回視聴率は14.2%だが、キムタクの主演ドラマとしては、初回最低視聴率を更新してしまった。SMAP時代では考えられない、低レベルの闘い。今回の代理戦争でわかったのは、今はなきSMAPというブランドの偉大さだった。

(週刊FLASH 2017年2月7日号)

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