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元K-1格闘家、中国の物販で圧勝を狙う…秘策のビジネスモデルは?/女子アナ日下千帆の「私にだけ聞かせて」

芸能・女子アナ 投稿日:2022.10.30 16:00FLASH編集部

元K-1格闘家、中国の物販で圧勝を狙う…秘策のビジネスモデルは?/女子アナ日下千帆の「私にだけ聞かせて」

中尾さんと日下アナ

 

 日中国交正常化50周年を迎えた今年、各地で記念イベントがおこなわれています。そのなかで最も盛大に開催されたのが、9月16日に東京でおこなわれた『中日国交正常化50周年慶祝夜会』でした。

 

 約1500人を収容できる大ホールは、ほぼ満席。そのステージ上には、日中友好民間大使として表彰される日本人男性の姿がありました。中尾芳広さん、かつて中尾 “KISS” 芳広というリングネームで、K-1やPRIDEで活躍した総合格闘家です。

 

 

 現在は沖縄在住ですが、出身は東京都板橋区。小学生の頃からタイガーマスクに憧れ、高校の部活でレスリングを始めました。アテネ五輪のレスリング代表の最有力候補と言われましたが、2003年末、突如オリンピック出場を断念し、総合格闘家に転向しています。

 

――「オリンピックを捨てた男」と言われていますが、なぜ急にプロに転向されたのですか?

 

「当時、練習していた全日本のレスリング合宿所に、アントニオ猪木さんが来るから、殴られ役をやってくれと頼まれたのです。ところが、本当の目的は私のスカウトでした。

 

 アテネ五輪最終選考の最中だったのですが、K-1からも同時にスカウトがあったので、オリンピックを断念してK-1の社員となり、選手兼社員として、2003年12月に『K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!』でデビューしました」

 

――中尾 “KISS” 芳広という珍しいリングネームは、どこから来たのですか?

 

「2005年12月の『K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!』でヒース・ヒーリングと対戦したとき、試合前のにらみ合いでわざと相手の唇にキスしたんですよ。

 

 そしたら、怒ったヒースリングに顎を殴られて失神し、試合は中止。そのまま運ばれてしまいました。『日本の恥』なんて言う人もいましたが、周囲からは『でかしたぞ』と言われ、名前に “KISS” が入りました」

 

――格闘家でありながら、ビジネスにもご興味があったそうですね。

 

「社員だったので、戦うだけでなく、会社の収益を上げることも考えました。キス事件のせいで、バイセクシャルキャラが浸透したため、メークやカラーコンタクトなど美容系に興味を持ったのです。

 

 思い切ってカラーコンタクトを発売したら、大ヒット。さらに美容系の接骨院を開業するなどして、ビジネスが軌道に乗りました。その後、沖縄で貿易会社を立ち上げ、ビジネスモードが本格化したので、40歳の6月に引退を発表しました。

 

 引退後は、東洋大学の大学院に入学し、経営学を学びました。当時は、毎週、木・金・土・日に沖縄から東京に通学し、ビジネスと学業を両立させました。

 

 大学院を卒業後、さらに経済の勉強をしたくなり、北京大学に通うことになりました。このときも、沖縄から北京に通いながら仕事も続けました。

 

 とても大変でしたが、卒業時に優秀学生賞をいただきました。スポーツ、ビジネス、勉強、何でも一番になりたいんですよ(笑)。おかげで、このときの人脈がいまでも強力に活きています」

 

――スポーツ、ビジネス、勉強と、さまざまな分野で結果を出されているなんて、本当に多才ですね。

 

「すべてを一度にというより、私の場合、10年サイクルでフェーズが変わり、新しいものをやる流れが入ってくるんです。50歳を迎えた今年は、日中国交正常化50周年と沖縄本土復帰50周年が重なり、大きな変化が来ています」

 

――これからまた新しいビジネスを立ち上げるのですね?

 

「はい。SNSを使ったライブコマースです。実は、3年ほど前から準備を始めていました。“TikTok”ってご存知ですよね?」

 

――短い動画の投稿サイトですね?

 

「はい。世界で最も成長している中国発のSNSプラットフォームですが、実はここで物販ができるんです。日本から価値ある商品やエンタメグッズ、スポーツグッズをテレビショッピングのようにライブ配信し、それを中国人に販売するんです。

 

 幸いなことに、私は中国に人脈があるので、それを活かし、ライブコマースビジネスの立ち上げに成功しました。

 

 いま、物が売れない時代ですが、世界一の人口を抱える中国には世界一の購買力があり、しかも見栄の文化があります。日本の価値あるものを、世界でもっとも多く購入していただけるのは中国だと思います」

 

――中国はニセモノが多いという印象があります。

 

「はい、実際に向こうではニセモノが多く、ECがすでに衰退しつつある。それで登場したのが、知名度のある方が顔出しで商品を売る方法です。インフルエンサーが登場し、ファンに向けて物を売る。顔出しですから、ニセモノなんて出せません。それがライブコマースのメリットです。

 

 私たちが売る日本の商品は、当然本物なので、みんな欲しがるんです。インフルエンサーの魅力に加え、そこに日本文化というさらなる付加価値をつけていく。

 

 たとえば、日本の世界遺産の映像とコラボした商品を作っていくことで、コロナでなかなか日本を訪れることができない人たちもターゲットにできる。100兆円を超える中国マーケットで、圧勝するつもりです。

 

 ITに関しては、現実問題、日本は中国に20年ほど遅れているといわれます。ですが、数年後には日本も必ずライブコマースの時代が来るはずです」

 

――円安や経済危機で先が見えない日本を、質のいい日本製品を中国に売ることで復活させるわけですね?

 

「はい。日本の個人消費が落ちているなか、中国マーケットで生産者、メーカー様に利益をもたらせるなら、素晴らしいことだと思います。

 

 私は日本のため、日本の生産者、メーカー様のために、日本中をかけずり回っております」

 

――今後は、沖縄の発展のために、地域への還元も考えているとか。

 

「私は、40歳から沖縄に拠点を移し、何もわからない状況からビジネスをスタートさせました。1日1日の苦労がようやく花を咲かそうとしています。中国の手を借りて、まずは沖縄を、そして日本を元気にしていきたいと考えております」

 

 戦い続け、勝ち続けてきた中尾さんですから、ライブコマースの世界でも勝利が待っていそうです。

 

■ビジネス勝つための3カ条

 

(1)ずっとあきらめない
 苦しいときも、さらに耐えて一歩前に出る
(2)必ず1番になると決める
 1番になる根拠を探し、ゴールから逆算して行動する
(3)自分の手柄を自分のものにせず、他人の手柄にして称賛する
 妬みを抱かれるのはすべてにおいてマイナス

 

日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も


( SmartFLASH )

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