11月8日、池袋のサンシャイン水族館は、大型水槽で1235匹の魚が死んだと発表。この水槽の9割以上が死んでしまった計算だ。
一部の魚の病気を治療するため薬品を投入し、その効果を高めるために、水槽内のゴミなどを取り除く装置を停止させていたところ、酸欠によって大量死してしまったとみられている。
伊集院光が、13日放送の『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)にて、お気に入りの場所であるサンシャイン水族館で起こった事件について語っていた。
「聞いただけでも『うわっ』って思うよね。サンシャイン水族館は、学校に行かなかった時代に通いつめたくらい好きだから。相当な思い入れはあるし、水族館も大好きだから」
強い思い入れを持ちながらも、ほかの動物に比べて、魚の場合は大量死によるダメージが少ないのではと推察する。
「もしこれがパンダだって思ったらどうよ? 朝行ったら、中国のパンダ繁殖センターっていう100何匹パンダいるところで、9割パンダ死んでたら、国民が立ち直れないくらいになるよね、恐らく」
その理由は、魚の死体を見ることは少なくないことだという。
「人間の慣れで考えると、魚の死体ってよく見てるじゃん。市場を見るってことは、魚が大量死してるってこと。もっと言えば、底引き網とかもついこの間、北海道で見てきたけど。要は、あれもバタバタ魚が大量に死んでくってことじゃん」
さらに、自身が足繁く通っていた時代を振り返る。主に、学校に行きたくないと思ったときに足を運んでいたとか。
「タカアシガニがいっぱいいる水槽を見ながら、『おれが海に沈んで死んで、こいつらにちょっとずつちぎって食べられて、なくなっていく姿を想像してると……4時間経ってる』ってことがすげえあったくらい、サンシャイン水族館に行ってたんですけど」
しかし、最近は足が遠のいてしまっているそうで、「ペンギンとか、かっちょいい展示になって、デートスポットとして確立し始めてからはあんまり近寄ってないんだけど」
こう理由を語りつつ、「アイツら……おれをいつか食べてくれる予定のタカアシガニたちも、もういない?」と懐かしがっていた。