「ウチはまだ中3になったばっかだった。だまされて居酒屋に連れていかれ、ウオッカ入りのお酒を飲まされて……。気づいたときはラブホで服を脱がされてた。ほんとチョーむかつく」
被害に遭った女子高生A子さん(現在15歳)は憤りを隠さない。警視庁は7月12日、女子中高生サークル「ハローDJフクイプロジェクト」(通称ハロフク)の主催者と称するF容疑者(43)を、児童福祉法違反の疑いで逮捕した。ハロフクは全国に23の支部があり、8500人の登録者がいる大規模サークルだと報じられた。
F容疑者に肉体を捧げたことにより、A子さんは読者モデルとして人気ファッション誌に載ることができた。しかし愛人扱いされる日々も始まることに。そこで見えてきたのは「ギャルサー界のカリスマ」のあまりにしょぼい一面だった。
Fは金が惜しくなったらしく途中からエッチは自宅で。Fは両親と同居しており、A子さんは「親に紹介するから19歳だと言え」と釘を刺されたという。母親からは「まーちゃん」と呼ばれマザコン丸出しだったという。
2階のFの部屋に入ると足の踏み場がないほど服が脱ぎ散らかされており、仮面ライダーの等身大フィギュアや変身ベルト、ケロロ軍曹のグッズが溢れかえっていた。
「その隙間に敷かれた臭い布団でエッチするんです。極めつきはウチの財布から金を抜くこと。中学生だから数千円しか入っていないのにそれを盗む。パチスロに狂っていて、いつも金欠なんですよ。
付き合うのがイヤになってきて、電話やメールをブッチしてると、『ハロフクは出入り禁止、ギャル雑誌にも行けないようにしてやる』とか『ポスター作成代にかかった20万円を返せ』とか脅してきて」(A子さん)
Fの自宅を訪ねると、父親らしき人が出てきたものの「何も知りません」と答えるのみ。町内で尋ねても「あまり近所付き合いしない家だよ。長男がDJだとは聞いていたけど」と影が薄い。イベント業界関係者は次のように証言する。
「携帯一本で、これだけの少女を集める能力はすごいんですが、それをお金にはしてなかった。ロリコン趣味だけのためにやっていたんです。アホとしか言いようがない」
(週刊FLASH 2012年8月14日号)