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ソニー生命 横領されたお金が50億円増えて返還! 全額ビットコイン購入した容疑者を「資産運用係に再雇用したら?」の皮肉

社会・政治 投稿日:2022.07.23 18:30FLASH編集部

ソニー生命 横領されたお金が50億円増えて返還! 全額ビットコイン購入した容疑者を「資産運用係に再雇用したら?」の皮肉

写真・ロイター/アフロ

 

 ソニー生命保険は7月20日、元社員によるおよそ170億円の不正送金があった事件について、222億円(21日時点の為替レート)の返還判決が出たことを明らかにした。

 

 アメリカでの司法手続きの結果、被害額を大きく上回る結果となった。これには、暗号資産が値上がりしたことが要因となっている。

 

 同社では2021年、元社員の男が、海外にある子会社の口座から別の口座へ、1年半にわたって1億5500万ドル(およそ170億円)を不正送金したとして警視庁に逮捕されていた。

 

 

 4月22日の日本経済新聞によると、送金手続きを米国の銀行の専用サイトでおこなう際は、男と上司による二重の承認が必要なシステムだったが、男が上司のメールアドレスを使ってなりすますなどして、承認を突破し、犯行に及んだという。

 

 男は、不正送金した金を全額、ビットコインに換金した模様で、ビットコインの値上がり分である約50億円が、返還に上乗せされる結果となった。警視庁によると、逮捕後の調べに「ビットコインであれば凍結されないと思った」と供述していたという。

 

 司法手続きを終え、50億円以上の上乗せを伴って返還金を受けることとなったソニー生命。ネット上ではこんな“皮肉”も……。

 

《ビットコインに変換して、結局会社に50億円渡したのと同じ? 思わぬ収入でよかったじゃん》

 

《有能な社員だったんだろうな。会社のスキをついて不正送金ができるぐらい理解していて、かつ、こんだけの儲けを出す。罪は、償わないといけないが、なんだか惜しいよね。》

 

《不正送金で増やした人に聞きたい、まだ暗号資産は上がるのかを。》

 

 いっぽうで、ソニー生命のずさんさを指摘する声も。

 

《170億を社員が一年半の間送金し続けられる事があり得ないし、会社として余りにズサン過ぎ。ソニー生命を信用する人はもう居ないでしょうね。》

 

 ソニー生命は資金返還を機に、犯罪防止や被害者救済に役立つよう、寄付を検討しているという。一度は盗まれたお金だが、結果として世の中の役に立ったということだ。

 

( SmartFLASH )

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