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河野太郎大臣、マイナンバーカードの“運転免許証”化提言もネットは冷ややか「リスキーなカードが出来るとしか思わない」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.05 17:40 最終更新日:2022.09.05 17:41
9月4日、河野太郎デジタル大臣が、『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演。マイナンバーカードの普及を目指し、今後は“運転免許証”化を進めていく、との提言をした。
番組に出演した河野大臣は、マイナンバーカードの普及策であった「マイナポイント」について「若干、邪道なところがある」と発言。普及のためには「便利さを示さなければ」として、ゆくゆくはカードの機能をスマートフォンに搭載し、運転免許証と紐づけるなど、使い道を増やしていく方向で取り組むという。
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2022年度末までに、国民の「ほぼ全員」への普及が目指されているマイナンバーカード。2020年からは「マイナポイント事業」と題し、カード申請数を伸ばすべく、所定の手続きを踏めば最大2万円分のポイントがもらえるというプロモーションを打ち出している。
「第1弾は、2021年4月末までに交付申請をした人に、最大5000円分のポイントを与えるというものでした。2022年6月30日からは第2弾として、健康保険証利用申込みを開始。それなりに話題を呼び、申請数も伸びているといいます。
ただ、8月25日に寺田稔総務大臣は、マイナカードの申請率が5割を超えたと明かしていますが、裏を返せば、まだ5割ということ。2022年度末までに、全国民に普及させるのは厳しそうです」(ITジャーナリスト)
河野大臣が提言した“運転免許証”化も普及案のひとつだが、機密情報を一本化することへの抵抗感は根強い。ネット上の反応は冷ややかだ。
《運転免許証を更新する度にマイナンバーカードも更新するのか?健康保険証も同様。今でも更新が煩雑なマイナンバーカード、システムが複雑化する事で弊害多発が目に見える様。》
《免許証や保険証も一体化するということは、それぞれの更新時に毎回面倒な思いをするの…?》
《利点は理解できるけど今の日本、デジタル庁での運用は物凄く不安。中抜きしてガバガバセキュリティになってそう》
《マイナンバーカードって、ただ全情報が詰まったリスキーなカードが出来るとしか思わないんだけど、古い?運転免許証や健康保険証、違うからいいこともない?》
2022年3月には、デジタル庁が運用する認証サービスで、個人情報が漏洩する事態も起きた。国民の不信感を払拭できるか、河野大臣の力量が試されている。
( SmartFLASH )