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「山上を殺しに行く」虚偽電話で逮捕されたネトウヨ男の“迷惑電話グセ” 党員を謳っていた日本第一党も「犯行は間違えている」と一蹴

社会・政治 投稿日:2022.10.07 18:55FLASH編集部

「山上を殺しに行く」虚偽電話で逮捕されたネトウヨ男の“迷惑電話グセ” 党員を謳っていた日本第一党も「犯行は間違えている」と一蹴

山上徹也容疑者

 

 「山上を殺しに行きます。安倍さんを殺した山上は殺さないといけない」

 

 安倍晋三元首相銃撃事件で、大阪拘置所に拘留中の山上徹也容疑者(42)の殺害予告電話をかけたとして、大阪府警は石川県野々市市在住の無職、八幡竜輔容疑者(39)を威力業務妨害容疑で逮捕した。八幡容疑者が大阪拘置所に電話をかけたのは9月18日。冒頭のように述べ、拘置所の業務を妨害した疑い。

 

 

 拘置所からの電話を受けた大阪府警の捜査で、八幡容疑者の携帯電話が使われていたとして、9月30日に逮捕したもの。10月7日に発表した。

 

 八幡容疑者は「電話をしたことは間違いないが、業務を妨害するつもりはなかった」として、容疑を一部否認している。

 

 八幡容疑者のものとみられるSNSには、日の丸の画像とともに、

 

《共産党員だけ掻き集めて処刑のレベルだな》

 

《朝鮮人、女、老害、サヨク。こいつらに共通することごちゃごちゃ文句ばっか言い被害者ヅラし、えらそうに権利ばかり主張し金をせびる》

 

 など、過激なネット右翼的思想に傾倒しているような投稿が数多く見受けられる。

 

 そんな八幡容疑者だが、じつは5月にも、同様の迷惑電話による業務妨害で逮捕されているという。

 

「2月24日に『ゲリラが中国とロシアの大使館を襲撃する』という嘘の電話を自身のスマートフォンからかけて、5月18日に麻布署に逮捕されたそうです。『中国大使館を爆破させようと思っている』などと述べ、偽計業務妨害の疑いを持たれていました」(社会部記者)

 

 またしてもいびつな愛国心から行き過ぎた行為に出てしまった八幡容疑者。

 

 彼のものと見られるSNSには、職業として、「日本第一党」と書かれてある。

 

『「日本第一党」は、かつて『在日特権を許さない市民の会』の初代会長をつとめていた桜井誠氏が党首に据えた、過激なヘイトスピーチで知られる右翼団体です。外国人の受け入れへの反対や、自虐史観の一掃など、典型的な”ネトウヨ”的な公約を掲げており、ネット上ではカルト的な人気を誇ります」(政治部記者)

 

 同党は、今回の事件についてどのように考えているのか。党に問い合わせたところ、関係者の見解を聞くことができた。

 

──今回逮捕された八幡容疑者は、自身のものと見られるSNSに日本第一党の名前を掲げていたが。

 

「私どもの党員に八幡容疑者の名前はありません。党員でもなければ、所属しているということはないと思います」

 

──右翼的な思想が、犯行に繋がった可能性は?

 

 「党としてより、私個人は、間違っていると思います」

 

 本人のものと見られるSNSには、《私には友達はいないが、じゃあ友達の条件を厳格に決めたとして、このご時世、友達にふさわしい人間などそういないわけで、どこを見てもチャラチャラした軟派なバカみたいな人間ばかりだし、友達を作ることなど無理だと思う、、、》と、孤独な心情が見受けられる。

 

 精一杯の叫びが、二度の“虚偽電話“だったのだろうか。大阪拘置所や大使館などに具体的な被害はなかった。

( SmartFLASH )

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