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マイナカード、保険証・免許証一体化の次は「ワクチン管理」も…3.5万人の情報流出でも暴走する政府に「信用ならん」の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.12.05 17:27 最終更新日:2022.12.05 17:28
総務省の松本剛明大臣は、マイナンバーカードの申請率が2022年11月27日時点で60%を超えたことを公表した。申請件数は累計で6578万件となる。
「政府は、2024年秋までに現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに一体化する方針です。運転免許証についても一体化を進めており、なんとしても普及させていく方針です。
マイナカードの利便性を高めれば多くの国民に支持されると考えているのでしょう。
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11月28日には、松野博一官房長官が、スポーツやコンサートのチケットを購入したりイベントへ入場したりする際に、マイナカードで本人確認できるようにする方針だと明かしました。カードに搭載された電子証明書を用いれば、チケットの高額転売を防ぐことも可能です」(週刊誌記者)
だが、この方針が報道されると、SNSでは批判的な声が多くあがった。12月1日、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの主人公・碇シンジ役などで知られる声優の緒方恵美が、自身のTwitterで、こう苦言を呈した。
《「日本国発行のクレカしか使えない」「日本国で販売されてる携帯が必要」…そのおかげで日本のライブ・イベント業界は、海外から来て下さっていたお客様の大部分を失いました。転売ヤー対策と言って始めた施策が追い詰めた。それにみんな今苦しんでいるのに。更なるガラパゴス化? あり得ない…!》
12月2日には、社会学者の古市憲寿氏も、自身のTwitterでこんな苦言を。
《「何でもかんでもマイナンバー」って反感買うだけに決まってるのに。まずは、引越しの時にわざわざ役所に行かなくていいとか、具体的かつ便利な未来を示していくべきでしょ。意識が高いだけのバカみたいな政策は必要ない》
政府は、さらなる利便性追求のため、ついにマイナカードでワクチン管理もおこなえるよう、法律を変えている。
「12月2日、改正感染症法や改正医療法、改正予防接種法などが、まとめて参院本会議で可決しました。これにより、医師や看護師以外もワクチン接種が可能になるなど、数多くの仕組みが変更されます。
そして、改正予防接種法により、マイナカードを活用してワクチン接種者を確認するといった管理事務のデジタル化が可能になったのです」(同)
12月3日には、過去5年間で少なくとも約3万5000人ぶんのマイナンバー情報が紛失・漏洩していたと共同通信が報じている。ずさんな情報管理が続くなか、マイナカードの使用目的を次々に拡大していく政府の方針に対して、SNSでは危惧する声が数多くあがっている。
《保険証とか色々マイナンバーカード1枚にする予定のはずなのに漏えい何回目?信用ならんすぎて》
《あらゆる個人情報が紐付いたマイナンバーカード、用途を広げすぎると情報漏洩のリスクが高まるのでは?》
《もはやなりふり構わんな。国民の情報を掌握したいだけなのがバレバレ》
《政府の無責任さと甘さに更に驚愕してる。岸田政権にもう任せられない》
このままでは、マイナカードの使用目的拡大は「政府の暴走」と批判されてもやむを得ないだろう。
( SmartFLASH )