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岸田首相、1兆円増税始める前に「解散総選挙」示唆…SNSで「増税するかどうか信を問え」「そのとき首相なの?」ツッコミ相次ぐ

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.12.28 15:35 最終更新日:2022.12.28 15:37

岸田首相、1兆円増税始める前に「解散総選挙」示唆…SNSで「増税するかどうか信を問え」「そのとき首相なの?」ツッコミ相次ぐ

写真:つのだよしお/アフロ

 

 12月27日、岸田文雄首相は『報道1930』(BS-TBS)に出演。防衛費を増額するための増税について、「2024年から2027年の間の適切な時期にスタートする」としたうえで、「それまでに選挙があると思う」と述べた。具体的な解散時期への言及はなかった。

 

 政府は、法人税・所得税・たばこ税の増税で、2027年度時点で年1兆円強を確保する方針を決めたが、実施時期については「2024年以降の適切な時期」と明示していない。ただ、岸田首相は、16日の会見で、「来年(2023年)決定する」と表明している。

 

 

「いまの衆院議員の任期は2025年10月までですが、岸田首相はその前に解散総選挙をする可能性を明かしたわけです。

 

 衆院解散に関しては、自民党の萩生田光一政調会長が、12月25日のフジテレビの番組で『(防衛増税について)明確な方向性が出たときは国民に判断いただく必要がある』と発言しています。

 

 萩生田氏は、『骨太の方針(経済財政運営の指針)』をまとめる2023年6月ごろまでに議論を終えたいとの考えを示しており、そこに増税時期を盛り込むなら、おのずと衆院解散時期が明らかになってきます。

 

 ただ、萩生田氏の発言は、首相の解散権について言及する異例のもので、増税に前のめりな岸田首相に対するけん制なのは間違いありません。

 

 今回の岸田首相の発言は、萩生田氏の発言を弱め、衆院解散の時期について、幅を持たせるためのものでしょう」(政治担当記者)

 

 岸田首相の衆院解散をめぐる発言が報じられると、SNSでは批判の声が多くあがった。

 

《順序が逆だろう?引き上げの時期を決めた後に信を問うのではなく、引き上げるかどうかを争点にして選挙をするべでしょうが!!》

 

《なに後だしジャンケンしてるの?》

 

《いつも通りやり方が汚い。増税時期決めた後で選挙では後の祭りだよ》

 

 さらに、岸田首相の支持率が低いことから、こんな声も。

 

《選挙の前に総理のイスに居られない気がする》

 

《その時まで総理大臣やってるかわからないだろう》

 

 岸田首相は、先の『報道1930』で、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』をほぼ欠かさず視聴していたと明かし、権力闘争をくぐりぬけた北条義時と自らに重なる点があったとしたうえで、「私も “消されないよう” 注意しないといけない」とも発言している。

 

「伝家の宝刀」と呼ばれる衆院解散をめぐり、来年は一波乱ありそうだ。

( SmartFLASH )

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