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舛添要一が三浦瑠麗に喝!「もう国際政治学者を名乗るな」…過去には直接怒ったことも

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.01.25 16:13 最終更新日:2023.01.25 16:24

舛添要一が三浦瑠麗に喝!「もう国際政治学者を名乗るな」…過去には直接怒ったことも

 

 夫が代表を務める投資会社「トライベイキャピタル」が東京地検特捜部の家宅捜索を受けた国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)。報道によると、同社は建設の見込みがない太陽光発電事業を持ち掛け、10億円をだまし取ったとして、出資した会社から刑事告訴されたという。

 

 三浦氏は自身が営むシンクタンク「ヤマネコ総合研究所」のホームページで、報道が事実であることを認め、自らの関与は否定しつつ捜査に全面協力すると発表した。

 

 

 東大で博士課程を修了した三浦氏は、政治分野をはじめ、近年は新型コロナウイルスや旧統一教会などさまざまな社会問題に切り込み、幅広く言論活動を展開。

 

 太陽光発電についての主張も積極的におこない、菅義偉前首相が2020年に設置した「成長戦略会議」のメンバーとして、荒廃農地の太陽光発電への転用などを強く求めてきた。

 

 太陽光発電の推進を訴える三浦氏に対し、同じ国際政治学者の舛添要一氏(74)は異を唱える。舛添氏は本誌の取材に対し、見解を語った。

 

「事件については検察の捜査が進まないとわかりません。一方で、三浦さんの発言というのは普通の人と違って、政府の有識者会議のメンバーの言葉だから影響力があるわけです。

 

 そして、太陽光推進の主張は基本的に旦那の会社をサポートすることになります。まず、そのことを三浦さんがきちんと認識しているのかが疑問。もちろん、彼女をメンバーに選んだ側の責任もあります。

 

 小池(百合子)都知事は、新築住宅への太陽光パネル設置の義務化を決めましたが、私は反対です。それは、太陽光パネルは廃棄処分するときにものすごくお金がかかるのと、中国からの輸入品は、人権侵害や強制労働の問題が指摘されているウイグル自治区で多くが作られているからです。

 

 世界中が、いまウイグル自治区が関わった製品の輸入を禁じていることを、小池さんや三浦さんはどのように捉えているのか聞きたい。

 

 太陽光パネルは日が照らなければ役に立たないし、廃棄に何百万円もかかるうえ、結局、儲かるのは中国。それらを比較考量して判断しているなら公平だと思うけれど、とにかく “太陽光万歳” じゃおかしいわけです。三浦さんはちょっと公平性に欠けるなと感じます」

 

 さらに、三浦氏が「学者」であることに疑問符がつくという。

 

「2022年、中国でゼロコロナ政策が進んでいるとき、私は長続きしないのではないかと考えていましたが、その際、『国際政治学者を名乗る女性は別の意見だが、この方はTVに出てあまり喋らないほうが知性的に見えるのではないか』と、12月1日にツイートしました。『この方』とは三浦さんのことです。

 

 その後、習近平政権はデモに屈してゼロコロナ政策をやめました。あまりに急な政策転換で、いま感染爆発しているように、ちょっと無理が多すぎた。

 

 習政権は異例の3期めに突入しましたが、これについて、中国の研究者や国際政治の専門家は『この政権は長続きしない』と批判的な評価をすることがほとんどです。

 

 それなのに、この人(三浦氏)は『習近平はものすごくよくやって、素晴らしい』としか言わないんで驚いてしまって。圧倒的多数の学者の主張に対して反論するなら、たとえば『こういう秘密の文書を読んだからこう考える』と言えばなるほどと思うのですが、そうではなくて、この人は本当に思いつきでものを言っている。

 

 テレビ文化人の最悪の典型で、まったく勉強していないことがわかるんですよ。

 

 当たり前ですが、勉強したり本を書いたりするのって、めちゃくちゃ時間がかかるわけです。外国語の論文を読んだりするし。だけど、あれだけテレビでしょっちゅうコメントしていると勉強する暇なんてないんですよ。

 

 それでも、私なんかはたとえば『朝生』(『朝まで生テレビ!』テレビ朝日系)で議論するから出てくれって言われると、徹夜して予習しましたよ。

 

 ところが、三浦さんは『朝生』に一緒に出ても、そういう形跡はまったく感じられない。頭がいい悪いじゃなくて、勉強していないということが最大の欠陥。

 

 要するに、手っ取り早く金を稼ごうとするとテレビはいいわけです。本を書いてもベストセラーにならない限り、印税なんて微々たるものです。テレビに1回出て10万円とかもらえば、人間は堕落します。この程度のことを言っておけばいいんだなと。

 

 それに、わざと奇をてらったことを言って目立とうとしている。たとえば『マスクなんて無意味だから着ける必要ない』と言って、自分の考え方が100%正しいというような態度ですが、あなたは感染症の専門家じゃないでしょ、と。

 

 人と違うことさえ言えば話題になってメディアにも使われるから、まったく勉強しない。テレビ文化人としてもっとも悪いパターンですから、こういう人は一時的にもてはやされても捨てられます」

 

 かつて舛添氏は、番組で共演した三浦氏に注意したことがあるという。

 

「私が都知事をやめた直後の話ですが、テレビで彼女が私について『介護や福祉を何も知らない』みたいに言っていたのを見たんです。その後、たまたま番組で一緒になり、私は彼女に対して『あなたこの前、私が社会保障のことを知らないようなことを言ってたけど、ちょっとそれはおかしいんじゃないの』と、いっぺん注意したことがあるんですよ。

 

 あのころはみんな私を叩けばよかったときでしょ? それに乗っかって彼女も私を非難したのでしょうが、案の定、私が何をやってきてどういう業績を残したのか本人は知らないんですよ。国際政治学者ってこうなのかと、ずっと疑問でした」

 

 学者たるもの、どうあるべきか。

 

「やっぱり学者なら、もっと本を書かなきゃ。テレビに出て発言している人のほとんどは、きちんと勉強している専門家や大学教授ですが、彼女はひと言で言うと不勉強の極み。

 

 たとえば、私が『朝生』に出ていたころは、東大助教授でしたから、週に何回かは授業をしていたわけですよ。準備しないといけないから相当勉強する必要がある。そうすると勉強の癖がついて、それはいまも変わらない。大学をやめると時間ができたから、ものすごい数の本を出しました。

 

 イラク戦争があったときはサダム・フセインの伝記を書いたり、時代状況に合わせて国際政治学のテキストも出しましたし、最近はヒトラーやスターリンの本を出しました。いまはプーチンのことを書いています。やっぱりみんなウクライナ戦争のことが気になっているから。

 

 テレビで発言するようになったら、一般の人にきちんと自分の学術的研究の内容を昇華して話す努力をすべきなんですね。それがテレビ文化人の仕事です。

 

 今のウクライナ情勢を語るなら、プーチンとかスターリンとかゼレンスキーを研究すべきで、そうやって準備してテレビに出て発言するのと、なんにも勉強しないで、ただ耳学問だけでやるのとでは全然レベルが違うと思うんです。

 

 こういう人にはもう国際政治学者を名乗らないでほしいと思います。『FLASH』も毎週きちっと出すことに意義があるわけで、今週はちょっと疲れたから出版をやめましたっていうんじゃ商売にならないですよね。

 

 私が昨年12月にテレビに出ないほうが知的に見えるとツイートしたのは、あまりに知的じゃないからもうちょっと勉強したらっていう皮肉です」

 

 辛口に終始した “先輩” の言葉は、三浦氏に届くか――。

( SmartFLASH )

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