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天皇陛下「雅子さんは一生全力でお守りします」から30年…振り返る “いつも一緒” のお姿 パレードで涙、運動会では笑顔

社会・政治 投稿日:2023.02.23 19:15FLASH編集部

天皇陛下「雅子さんは一生全力でお守りします」から30年…振り返る “いつも一緒” のお姿 パレードで涙、運動会では笑顔

ご成婚の日、皇居から東宮御所までパレード。沿道からの祝福の歓声に涙を拭われた雅子さま(写真・JMPA)

 

 2月23日、天皇陛下が63歳の誕生日を迎えられた。この日、皇居では代替わり後、初めて、天皇誕生日の一般参賀がおこなわれ、陛下は皇后・雅子さまや秋篠宮ご夫妻らと宮殿のベランダに立ち、手を振って応えられた。

 

 今年は、雅子さまとご結婚されてから30年の節目でもある。

 

 誕生日に先立っておこなわれた記者会見では、「雅子が29歳半のときに結婚してから、その人生の半分以上を私と一緒に皇室で過ごしてくれていることに、心から感謝するとともに、深い感慨を覚えます。この30年近く、2人で一緒に多くのことを経験し、お互いに助け合って、喜びや悲しみなどを分かち合いながら、歩んでまいりました」と、感謝の気持ちを述べられた。

 

 

「雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」というプロポーズのとおり、陛下はこの30年、雅子さまのことを守り続けてこられた。

 

 1993年6月9日、ご成婚の日を迎えられた両陛下。結婚の儀を中継していたNHKの視聴率は、30%を超えたという。皇居から東宮御所までのパレードでは、沿道に約19万人の市民が押し寄せ、投げかけられる祝福の声に、雅子さまは涙を拭われた。

 

 2001年5月には、雅子さまのご懐妊が正式に発表された。同年12月、宮内庁病院で愛子さまが誕生される。2002年4月の会見では、雅子さまは当時を振り返り「本当に、生まれてきてくれてありがとう、という気持ちでいっぱいになりました」と涙ぐまれ、陛下がそっと背中に手を置かれる場面も。両陛下にとって、愛子さまは待望の第一子だったのだ。

 

 それでも、雅子さまに「お世継ぎ」を求めるプレッシャーは止まらなかった。2003年には雅子さまが帯状疱疹で宮内庁病院に入院されたのち、2004年3月には軽井沢の小和田家別荘で1カ月ほど静養されたこともある。この時期も、陛下は公務の合間を縫い、軽井沢に足を運ばれていたという。

 

 雅子さまが「適応障害」を公表される2カ月ほど前、2004年5月の会見では、陛下が「雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」とはっきり発言されたことは、大きな話題となった。

 

 長い療養生活が始まり、一時期は陛下が単独で公務に臨まれる日々が続いた。そんななかでも、陛下は雅子さま・愛子さまを支え続けた。

 

 2006年には、学習院幼稚園の入園式に一家で出席され、2007年には、運動会を観覧。ダンスを踊る愛子さまを、両陛下はにこやかに見つめられていた。2010年に、愛子さまが通学の不安を訴えられたときは、両陛下が登校に付き添う姿も目撃されている。

 

 その後、雅子さまの体調は徐々に回復傾向を見せている。2014年10月にオランダ国王が国賓として来日すると、雅子さまは5年半ぶりに歓迎行事に出席された。2015年には、トンガ訪問に加え、12年ぶりに園遊会にも出席されている。

 

 2022年に両陛下そろって英エリザベス女王の葬儀へ出席される姿は、国内外に驚きと安堵をもって受け止められた。

 

 1993年の婚約会見で、雅子さまは陛下の魅力を「大変忍耐強くて、根気強くていらっしゃること。勇気がおありになること。そして、すごく思いやりがある方」だと語られている。

 

 それから30年たった今も、そしてこれからも、両陛下は互いを思い支え合いながら、時を重ねていかれることだろう。

( SmartFLASH )

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