社会・政治社会・政治

自民党で派閥パーティ続々…二階派・麻生派は「1日で2億円」の収入、ウハウハが止まらない

社会・政治 投稿日:2023.05.19 18:45FLASH編集部

自民党で派閥パーティ続々…二階派・麻生派は「1日で2億円」の収入、ウハウハが止まらない

 

 岸田首相の晴れ舞台であるG7を前に、自民党の派閥パーティが相次いで開催された。

 

「主だったところでは、4月26日に二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会)、5月12日には茂木敏充幹事長が率いる茂木派(平成研究会)、16日に安倍派(清和政策研究会)、17日に岸田派(宏池政策研究会)、18日に麻生派(志公会)のパーティが開かれました。

 

 岸田首相もスケジュールがあえば会場に駆けつけて祝辞を述べ、難しいときはビデオメッセージを寄せました。岸田派は党内で第4勢力ですから、支持基盤は盤石ではありません。各派閥に気を遣っている姿勢が明らかでした」(政治担当記者)

 

 

 実際、所属議員数が100人を超えた安倍派のパーティでは「(安倍氏は)私のあいさつのまったくウケないジョークも、大きく口をあけて笑ってくれた。あの笑顔を今でも忘れることができない」「岸田政権の屋台骨、自民党最大の政策集団とともに力を合わせて、国民の期待に応えていきたい」と声を大にしてアピール。

 

 また麻生派のパーティでも「悩んだときに真っ先に(麻生氏に)相談する」と密な関係を強調していた。

 

 初めて安倍派のパーティに参加した片山さつき参院議員は、Twitterに《清和政策研究会パーティ@東京プリンス。岸田総理他ご来賓+三千人超のご参加!》《本当に迫力でした!》と規模の大きさに興奮した様子だった。

 

「こうしたパーティーは親睦会ではなく、あくまで『資金集め』が目的です。実際にどれだけ集金できるか、5月14日の『しんぶん赤旗』が詳報しています。

 

 直近の政治資金収支報告書(2021年)によると、主要派閥はいずれも一晩で1億円以上を集めており、二階派や麻生派は2億円超になっています。会場費や記念品代など支出を除いた利益率は、いずれも70%以上です」(同)

 

 安倍派のパーティを取材した政治ジャーナリストの宮崎信行氏は、本誌取材に「完全にコロナ禍前の雰囲気に戻りました。ひとつの会社が各派閥のパーティ券をそれぞれ買っているケースもあり、今年はどの派閥も大きく潤ったのではないでしょうか」と話す。

 

 この「政治資金集めパーティ」が報じられると、コメント欄には

 

《さっさと閣議決定で政治献金 資金パーティーも厳罰化しろ》

 

《パーティーしてる場合じゃないだろ》

 

《政治資金パーティってそもそもなんだ。腹立つ》

 

 などと怒りの声があふれた。だが、一夜にして億単位のカネが入ってくるパーティは、政治家から見れば “ウハウハ” だ。やめようと言い出す派閥は、今後も出てきそうにない。

( SmartFLASH )

社会・政治一覧をもっと見る

社会・政治 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事