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岸田首相、被災地視察で「スピード感を持って」発言に吹き荒れる批判「もう17日も経ってる」「やってる感ばっか」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.28 18:25 最終更新日:2023.07.28 18:25

岸田首相、被災地視察で「スピード感を持って」発言に吹き荒れる批判「もう17日も経ってる」「やってる感ばっか」

被災地を視察した岸田首相。ヘルメットの紐を結んでいない人も(写真・時事通信)

 

 7月27日午前、岸田文雄首相は、7月10日に九州北部を襲った大雨で被災した福岡県久留米市を訪れ、大規模な土石流が発生した現場を視察した。

 

 福岡県の服部誠太郎知事らが当時の状況を説明。岸田首相は被災住民らと面会し、「激甚災害指定はスピード感を持って取り組ませる」と語った。激甚災害に指定されると、地方自治体による復旧事業への国の補助率がかさ上げされる。

 

 九州から東北を襲った今回の大雨で、首相が現場を視察するのは初めて。久留米市では被災から17日めとなる遅い視察となった。さらに、視察映像を見ると、ヘルメットの顎ひもをつけていない人や、ヘルメットをかぶっていない人の姿も見られることから、SNSでは批判の声が吹き荒れている。

 

 

《被災してから17日も経ってるのに、「スピード感」って何なんだ》

 

《アンタが1番スピード感が無いじゃん…すぐに秋田も含めて激甚災害に指定してあげたら助かる人が多いのに…》

 

《岸田のはスピード感というより、やってる感》

 

《「被災地視察に行きました」のアリバイ工作 やってる感ばっか》

 

 岸田首相は、これまでも「スピード感」という言葉を多用してきた。2021年11月、岸田内閣発足から1カ月での記者会見で、すでにこう発言している。

 

「自民党総裁選挙、そして組閣、そして解散総選挙、スピード感を持って、こうした取組を進めてまいりました」

 

 2022年1月、就任から100日めを迎えたときも、首相官邸で記者団に「めまぐるしく変わる国内外の情勢に機動的に対応しながら、スピード感を持って山積する課題に一つ一つ決断を下し、対応してきた」と述べた。

 

 直近では7月22日、子どもや子育て世帯を応援する国民運動「こどもまんなかアクション」のキックオフイベントに出席。岸田首相は、「子どもとともに過ごす時間が、いかにかけがえのないものなのか」と語ったうえで、自らの子育て経験に触れ、「強い気持ちとスピード感を持って子育て政策に取り組む」と強調した。

 

 だが、児童手当の拡充が始まるのは2024年10月から。しかも実際の支給は、2025年2月まで待たされる。そのため、このときも「スピード感」発言に批判の声があがっていた。

 

《何一つ進んでいないラストチャンスの少子化対策。強い気持ちもスピード感も全くない》

 

《言葉だけで“やってる感”出して、全く国民の生活を理解しようとしない岸田政権》

 

 岸田首相が大好きな「スピード感」は、国民からは「やってる感」を出す方便だと思われているようだ。

( SmartFLASH )

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