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今井絵理子氏・松川るい氏ら38人がフランス外遊…エッフェル塔前の記念写真に「マリー・アントワネットか!」批判殺到
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.31 16:20 最終更新日:2023.08.02 01:17
自民党女性局によるフランス外遊中の写真がSNSで大炎上。今井絵理子参院議員や松川るい参院議員が釈明に追われた。
今井氏は7月24日、自身のSNSに《女性局メンバー38名、無事にフランス到着!!》と書き込んだうえで、空港やバス車中でメンバーと撮影した笑顔の写真などをアップした。
松川氏は7月27日、自身のSNSで《フランスの上院はリュクサンブール宮殿なのです》と書き込んだうえで、同宮殿で今井氏と撮影した2ショット写真をアップした。
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さらに松川氏は、エッフェル塔前での女性局メンバーとの記念撮影の写真や、《大阪の仲間と》と題して、エッフェル塔前で塔をまねたポーズで撮った写真もアップした。
「少子化対策」研修のための外遊とうたいながら、まるで観光旅行ととられかねない写真が続々とアップされたことに、SNSでは怒りの声が渦巻いた。
《この写真を見た国民感情も想像できない危機管理能力。おふざけ写真のSNS投稿を止める人さえいなかったのか…そもそも少子化対策なら、フランス研修より日本国民の声を聞け!》
《松川るいもそうだけど38人も何しに行ってるかわからんし、ただの修学旅行にしか見えないし税金使ってるだろうし批判されるに決まってんのになんでわざわざこれを発信するのか意味がわからない》
こうした批判を受け、今井氏は30日、自身のSNSでこう釈明した。
《海外研修に対して、「公金を使って無駄だ」という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません。旅費についても党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています。先のベトナム訪問についていえば税金を原資としたお金は1円も支出していません。》
松川氏は31日、自身のSNSで《私の投稿のせいで、中身のある真面目な研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております》と釈明。
松川氏の投稿によると、研修は3泊5日で、全国の女性局所属の地方議員ら38人が参加し、国会議員は松川氏含めて4人。《費用は党費と各参加者の自腹で捻出しています》とも説明した。また、エッフェル塔前の写真については「問題だとは思っておりません」としたものの、「ご迷惑がかかるとしたら本位(原文ママ)ではない」として写真を削除した。
両人とも「費用は党と自己負担」としているが、そもそも国会議員の歳費の原資は税金であるうえ、自民党が受け取る2023年分の政党交付金は159億1000万円でこちらも原資は税金だ。
2021年度政治資金報告書によると、自民党の収入243億4929万円のうち、政党助成金は169億4781万円。自民党の全収入のうち政党助成金が占める割合は69.6%にもなる。
SNSでは、飢える民衆を逆撫でするような発言をし、フランス革命でギロチンに処されたマリー・アントワネットの名を上げる声も。
《あんたら、マリーアントワネットか!民の生活ぶりは知らないようね!》
《マリーアントワネットがベルサイユ宮殿で貴婦人たちとはしゃぎまわり…。それに怒りを募らせた市民たちが革命を…。自民党女性局のフランスの宮殿でのはしゃぎぶりと、フランス革命前夜のマリーアントワネットたちのはしゃぎぶりとが重なる》
《お水が高かったらお紅茶を飲めばいいじゃないとか令和のマリーアントワネットばりなことを言い出しそうで恐ろしいな》
少子化対策に関しては、子供の多い世帯ほど所得税が軽減されるフランスの「N分N乗」導入を自民党の茂木敏充幹事長が年初に主張し、注目を集めた。だが、その後の議論は尻すぼみに終わった。
自民党女性局のフランス視察で、再び「N分N乗」導入を訴えるならまだ理解できるのだが……。
( SmartFLASH )