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「政権のキーパーソン」麻生副総裁が83歳に「病院の世話になったことはない」元気の源は「酒」と「ウォーキング」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.09.20 18:34 最終更新日:2023.09.20 18:38

「政権のキーパーソン」麻生副総裁が83歳に「病院の世話になったことはない」元気の源は「酒」と「ウォーキング」

2007年、本誌のインタビューに応じる外務大臣時代の麻生氏。このときはまだ取材中なので、手にしているのは水だった

 

岸田文雄内閣の支持率は、直近の調査で30%台と低迷しています。世論の後押しがない以上、安定した政権運営をするには、党内基盤を盤石にするしかありません。しかし、首相が所属する岸田派は党内第4派閥。そのため、第2派閥を率いる麻生太郎副総裁、第3派閥を率いる茂木敏充幹事長に頼るほかないのです」(政治担当記者)

 

 政治アナリストの伊藤惇夫氏も「自民党の最大派閥は安倍派ですが、いまだトップは不在です。そのため岸田さんは、森喜朗さんと同じく岸田さんの後見人的立場の麻生さん、さらには麻生さんと連携している茂木さんを頼っています。岸田さんは、解散時期や人事なども麻生さんに相談しています」と言う。もはや、麻生氏は政権のキーパーソンと言ってもいい状況だ。

 

 そんな麻生氏が、9月20日に83歳の誕生日を迎えた。「麻生さん本人は『俺は85歳までがんばる』と言っているので、まだまだ元気でしょう」と、伊藤氏は苦笑する。「人生100年時代」なので、85歳はまだまだといえなくもないが、それにしてもこの元気の源はどこからくるのか。麻生氏を知る人は「お酒じゃないですか」と口をそろえる。

 

 

 2007年、本誌は第1次安倍晋三内閣で外務大臣だった、麻生氏をインタビューしたことがある。取材が終了したのが18時。すると、麻生氏は秘書に「おう、あれをくれ」と告げた。運ばれてきたのは、焼酎のオンザロックだった。それをおいしそうに飲み干すと「じゃ」と言って、麻生氏は部屋を出ていった。

 

「首相時代は『ここがいちばん、セキュリティがしっかりしてるんだよ』と、ホテルのバーを利用していましたが、じつは『角(かく)打ち』と呼ばれる、酒屋に隣接しているような立ち飲み屋にもよく行きます。東京・四谷の角打ちには、店内に女将さんとのツーショット写真が飾ってあるほどです。ただ最近では、会合以外の外飲みは少なくなったようです」(週刊誌記者)

 

 また、日課にしているのがウォーキング。毎朝、SPを従えて自宅のまわりを歩く。

 

「麻生氏の健康自慢は有名です。財務大臣だった2018年には、記者会見で『おれは78歳で、病院の世話になったことはほとんどない』『自分で飲み倒して、運動もぜんぜんしない人の医療費を、健康に努力している俺が払うのはあほらしい、やってられんと言った先輩がいた。いいこと言うなと思って聞いていた』と話していました」(前出・政治担当記者)

 

 本人の言う「85歳」をはるかに超えて活躍しそうな麻生氏だが、伊藤氏も「岸田政権が続く限り、永田町での影響力はあるでしょう」として、麻生氏の後継についてこう語る。

 

「長男の将豊(まさひろ)氏に地盤を譲るでしょうね。現在、将豊氏は日本青年会議所(JC)の会頭を務めています。しかし衆院福岡8区の麻生さんは、福岡11区で二階派の武田良太元総務相に押され気味です」

 

 地盤が気になる状態では、麻生氏の引退はまだまだ先のようだ。

( SmartFLASH )

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