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林芳正官房長官が震災対応中に「一人3万円以上」高級ステーキをおごられた! 手土産ももらって「意見交換」と説明
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.23 06:00 最終更新日:2024.01.23 06:00
「信頼回復のために宏池会を解散する」と明言した岸田文雄首相(66)。
1月19日の急転直下の決断の裏に、林芳正官房長官(63)の存在を指摘するのは政治部デスクだ。
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「周囲に考える隙を与えないように、前日の午後に岸田首相は林官房長官と2人きりで『宏池会解散』を決めたようです。実際、宏池会に倣うように他派閥も解散を決定。目論見は成功しています」
林官房長官の頭は早い段階で、「復興」ではなく「政局」に切り替わっていたのか――。
政権の危機管理担当として、元日に発生した能登半島地震の対応をまかされている林官房長官。
1月12日の官房長官会見でも「被災自治体を全力でバックアップする」、「差し迫った課題に、まずは全力を挙げる」と被災地に約束していたが、その日の夜6時過ぎに人知れず向かったのは、六本木にある高級ステーキ店だ。
「まさかこんな時期に、官房長官が来ているとは思いませんでした」と、居合わせた常連客から驚きの声が上がるのも無理もない。
1月5日、日中に開かれた経済3団体の新年会に出席し、大きな批判を浴びた岸田首相ですら、1月19日までは夜の会食はおこなっていなかった。
ステーキ店の窓ガラスに面した個室に入った林官房長官は、男性2人組とワインを嗜みながらステーキに舌鼓を打つ様子が窺える。デザートまで、しっかりと堪能していた。
「この店は米国発の老舗ステーキチェーン店。高級店なのはもちろんですが、個室を利用すると会計は10万円以上でなければなりません。3人での会食なら、一人3万円以上になるはず」(前出・常連客)
3時間近く滞在した後の夜9時過ぎ、店から出てきたのは林官房長官一人だけだ。右手にお土産の白い紙袋を持ちながら、林官房長官は待機させていた車で店を後にした。
それからしばらくして、残る2人組も店の外へ。会計をしたのは、2人組のうちの一人で、林官房長官が支払いをすることはなかった。
能登半島地震は発生後2週間で、震度5弱以上の余震が15回以上。会食で林官房長官が官邸を離れていたこの日の午後9時10分にも、最大震度4の余震が発生していた。
その4日後の1月16日には、最大震度5弱の余震発生の4分後に林官房長官は官邸を離れ、翌17日の官房長官会見で記者陣から追及を受けている。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、こう疑問視する。
「必要な意見交換会なのかもしれませんが、わざわざ官房長官が高級ステーキ店に行く必要はないでしょう。震災対応で必要だったら、相手を官邸に呼べばいい話です。
『ご飯を食べるな』と言うつもりはありません。しかし、この時期にパーティを開く政治家がいないように、プライベートで豪勢な会食をする政治家は国民感情をわかっていません」
林官房長官の事務所に、1月12日の会食の「必要性」と「支払いの有無」などについて見解を求めると、
「毎日、能登半島地震の対応を最優先に内閣として対応しているところです。そのほか、平素より政策判断のための意見・情報交換をさまざまな分野の方々としているところです」
とだけ回答があった。
高級ステーキで、国民が“ご満悦”の政策が思い浮かべばいいが……。