スポーツ
「2人が投げた試合で連勝したら高級焼き肉店」オリックス連覇の立役者、山本由伸・宮城大弥の“師弟”が日本一奪取を誓う
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.04 22:05 最終更新日:2022.10.05 10:42
「ウチの投手陣の頑張りがなかったらここまで来られなかったので。まだまだ試合がありますけど、野手陣頑張ってください!」
最終戦の143試合めでパ・リーグ連覇を果たしたオリックスの中嶋聡監督の言葉どおり、今季の優勝は投手陣の踏ん張りがもたらしたものだった。なかでも山本由伸(24)と宮城大弥(21)は、先発の2枚看板としてチームを牽引した。
【関連記事:山本由伸×吉田正尚、オリックス投打の主役が「下剋上宣言」】
昨季、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、そしてMVPを獲得した山本は、今季も同等の成績を残し、2年連続でタイトルを総なめにしている。
昨季、新人王に輝いた宮城も11勝8敗とローテンションを一年間守り、“2年めのジンクス”を感じさせない活躍だった。
「宮城は山本のことを師匠と慕っていて、練習中からいつもそばにいます。アドバイスをよくもらっていて、今季は投げる前の右足の上げ方や踏み出すときの姿勢を教わったと言っていました。要は、投球にはバランスが必要だということを学んだようです。
山本は宮城に対して、“愛のムチ”じゃないですが、つねにプレッシャーをかけています(笑)。今季、自身が2度めの完封勝利を挙げた際のヒーローインタビューで、『明日は宮城ですが、宮城はやってくれる男ですから』とイジってました。宮城もそのプレッシャーに打ち勝ち、11勝めを挙げています。それもこれも、山本は宮城の実力を認めているからです」(オリックス担当記者)
事実、山本は2021年秋におこなった本誌のインタビューで、“弟子”の宮城についてこんなことを言っていた。この年、宮城はプロ2年めで新人王を獲得していた。
「まさかこんな活躍をするとは思っていなかったんですが、やはり宮城の活躍もあっての今の順位でもあるので、チームに欠かせない存在だと思います。刺激を受ける存在でもありますね。彼が頑張っているので、僕も負けずに頑張らないとなと思っています」
一方の宮城も“師匠”について、2021年7月に本誌にこんなエピソードを明かしていた。
「コロナ禍でご飯とかには行けてないんですけど、由伸さんとは野球以外のことでもいろんな話をしています。『2人が投げた試合で連勝したら美味しいご飯屋さんに行きましょうよ!』と言っていて、僕はお肉が好きなので目標を達成したら高級焼き肉店に連れて行ってもらいたいです(笑)。
連覇を果たしたオリックスには、“未完”の大きな仕事が残っている。1996年以来となる日本一のためには、“師弟”のもうひと踏ん張りが必要だ。
( SmartFLASH )