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W杯コスタリカ戦でまさかの黒星…サッカー日本代表によぎり始めた「交互法則」でグループリーグ敗退の悪夢
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.28 20:25 最終更新日:2022.11.28 20:25
11月27日、「FIFAワールドカップ カタール2022」のグループリーグ第2戦で、日本代表はコスタリカに0対1で敗れた。
勝てばグループリーグ突破の可能性もある一戦で、日本代表の森保一監督(54)はスタメンを5人変更して挑んだ。
しかし、終始、日本代表はコスタリカを攻めあぐねる。結果として、後半36分にクリアミスから、コスタリカDFのケイセル・フレールにシュートを決められ、これが決勝点になった。
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W杯優勝4回の強豪国・ドイツとの初戦を2対1で逆転勝利したことで、日本代表やファンには “最低でも引き分け” のムードが漂っていた中でのまさかの黒星だった。
サッカー担当記者はこの結果を受けて、ある “法則” を思い浮かべたという。
「たまたまですが、日本がW杯に初出場した1998年のフランスW杯ではグループリーグ敗退、次の2002の日韓W杯ではベスト16。そこからグループリーグ敗退、ベスト16を交互に繰り返しているんです。
この “交互法則” でいえば、今大会はグループリーグ敗退。初戦を勝ったとき、今度こそはジンクスを打ち破れると思ったんですけどね」
ネット上でも、法則への「収束」を恐れる声が上がっているのだ。
《出た年交互にGSの突破と敗退してるからそれにあてると今回は敗退が妥当です。2026年のW杯に切り替えましょう》
《日本って初出場からW杯はダメ大会と良い大会を綺麗に交互に繰り返してる中で、今回はダメ大会のターンだから2試合で勝ち点0か1がデフォだったんだけど、その割にはよくやれてるよね》
《日本のW杯はグループリーグ敗退とベスト16を交互に繰り返していて、今回はグループリーグ敗退の回だからあまり期待しないことにしよう》
しかし、なぜ、このように交互で結果が繰り返されるのか。前出のサッカー担当記者は、こう推測する。
「グループリーグ敗退とベスト16進出を繰り返しているのは、じつは、前評判が高い大会が敗退で、不安視されていた大会が進出になっているということでもあるんです。
ジーコ氏が監督を務めた2006年W杯では、中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一の “黄金カルテット” がおり、アジアカップを制して、公式戦でブラジルと引き分けるなど、期待感が強かった。
2014年W杯を率いたザッケローニ氏も、2011年にアジアカップ優勝に導き、本田圭佑、香川真司、長友佑都という、当時の欧州強豪クラブのレギュラーが集結していました。
いろいろと理由はあると思いますが、強力な主力がいたり、実績のあるメンバーが揃っているときのほうが、レギュラーが欠けたときの対応や、W杯で対戦する強豪国相手に悪い流れのときに戦術変更が難しいという面があるのかも知れません。
それでいえば、今回は前評判はまったくよくなかったので、進出側の傾向だ、という仮説も立てられますが……」
長年取り憑かれた「交互法則」通りの悪夢になってしまうのか。それとも、新たな「仮説」が優先されるのか。
運命のスペイン戦の結果はいかに――。
( SmartFLASH )