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【W杯】ミリ単位の逆転ゴールに「VARありがとう!」日本中が大感謝 「プロ野球も見習って」の声多数

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.02 17:16 最終更新日:2022.12.03 17:37

【W杯】ミリ単位の逆転ゴールに「VARありがとう!」日本中が大感謝 「プロ野球も見習って」の声多数

三笘薫の決死のスライディングが、貴重な逆転ゴールを生んだ(写真・JMPA)

 

 強豪・スペインを撃破した逆転ゴールは、まさに「VARの産物」といえるものだった。

 

 12月2日早朝、サッカーW杯カタール大会の日本対スペイン戦は、2対1で日本が勝利。グループリーグ1位でベスト16に進出した。

 

 日本の2点めは、後半6分。MF堂安律からのパスを、MF三笘薫が折り返し、最後はMF田中碧が押し込んだ。三笘がスライディングしながら折り返したのは、ボールがゴールラインを割るか割らないか、ぎりぎりのところ。VAR判定となり、ボールがラインを越えていないとして、逆転のゴールが認められた。

 

 

 テレビの画面では、ボールがわずかに出ているようにも見えたが、VARの判断は正確だ。

 

 VARとは「ビデオ・アシスタント・レフェリー」の略称。担当の審判が、別室で映像をチェックしながら主審を補助する制度で、2018年ロシアW杯でも使用されている。ロシア大会64試合で、VARのチェック対象となったのは455件。このうち17件で、判定が覆っている。試合の中断が増えるなどの影響もあり、賛否両論が起きたものの、現在はJリーグや欧州リーグでも導入されている。

 

 カタール大会では、VARがさらに進化を遂げた。ボールにはセンサーチップが埋め込まれ、ボールがラインを割ったかどうかの判定が、1mm以下の精度でおこなえるようになった。またスタジアムには12台のカメラが設置され、人工知能=AIも活用し、オフサイドの判定も自動で通知されるようになっている。

 

「1mmでもかかっていればいいなと思いました」と、必死に足を伸ばした三笘のプレーが、逆転ゴールを生み出した。まさにミリ単位の、執念が生んだゴール。SNSでは

 

《VARなかったらノーゴールになってただろうな。それくらいギリギリのぎり。三笘じゃなかったらアウトだっただろうな。すげえぜ三笘》

 

《VAR無ければ認められなかったかも マジVAR神!!》

 

《VARありがとう!テクノロジーの発達ありがとう!》

 

 と、三笘のプレーとともに、VARを称える声があふれている。

 

 その一方で、野球ファンからはこんな声も。

 

《他のスポーツもだけどどんどんこういった機械化進めて、正確で公正なジャッジ増えて欲しい。野球のストライクボール判定とかもなんとかならんかね…と個人的には思っている》

 

《VARほんとに優秀だな。技術の力で文句を言わせないところが素晴らしい》

 

《ワールドカップのVARの正確さみてプロ野球はいつまでしょーもないことしてるんだと嘆きたくなった そもそも球審によってその日その日でゾーンが変わるとか酷い時は1試合の中で可変するなんてやっぱりおかしいや》

 

 米国では、2022年から3Aでロボアンパイアー(ABS)の導入が始まったところ。MLBでも2024年から導入される可能性がある。批判の声も根強くあるものの、時代は確実に進んでいる。

( SmartFLASH )

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