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カタールW杯「日本9位」確定! ネット上で喜び続々も選手から徐々に溢れる悔しさ、浅野拓磨は「情けないプレーでした」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.07 14:50 最終更新日:2022.12.07 14:53
《そこまで重要な事ではないかもしれませんが、今日の結果を受けて日本の今大会総合順位9位が確定しました!》
《2022カタールワールドカップ日本代表9位が確定! 世界のトップ10入り!》
《日本9位確定。目標まであと一歩だったね。おめでとう!》
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12月7日午前0時からおこなわれた、モロッコ対スペインの一戦と、午前4時からおこなわれたポルトガル対スイスの一戦が終わると、インターネット上では、冒頭のような喜びの声が続々と上がった。
開幕から約2週間が経った「FIFAワールドカップ カタール2022」は、決勝トーナメント1回戦が終わり、ベスト8が確定した。
大会はこれから佳境を迎えるが、日本代表はクロアチアにPK戦の末に敗れて、ベスト8入りを逃した。
しかし、順位決定戦もないのに日本代表が「9位」というのは、どういうことなのか? サッカー担当記者が解説する。
「これは、ベスト16敗退チームの中でも、日本がPK戦によって敗退したことから、いわれているのです。トーナメント戦特有の、延長戦後のPK戦での決着の場合は、FIFAの公式記録上は『引き分け扱い』となるんです。
こうした『9位』という扱いは、2010年の南アフリカW杯で、日本がパラグアイにPK戦で敗れ、ベスト16で散ったあとに、国際サッカー連盟の小倉純二理事(当時)が明らかにしたことで、一気に有名になりました。
今回、ベスト16敗退チームで、PK戦までもつれたのは、日本とスペインだけ。グループリーグE組で日本がスペインを上回ったことで、日本は3大会ぶりの9位になったということです」
つまり、ワールドカップにおける2度めの“過去最高順位”を獲得したわけだ。
しかし、森保一監督が率いる日本代表が、戦前に掲げていた目標は「ベスト8」だった。敗戦から2日が経ち、徐々に悔しさの感情を自身のSNSなどで吐露する選手も出てきた。
初戦のドイツ戦で決勝ゴールを決めて、全4試合に出場したFW浅野拓磨は、12月7日にTwitterでこう綴った。
《情けないプレーでした。それでも自分の全てを出しました。
これが4年半前からこの大会のために準備してきた今の自分の実力です。信じてサポート、応援、ともに戦ってくれた方、本当にありがとうございました。そして監督、チームスタッフ、チームメイト、一緒に戦えたことを誇りに思います。感謝。》
体調不良でクロアチア戦はベンチ外となってしまったMF久保建英は、いっそう心残りがあったに違いない。自身のInstagramで、こう明かした。
《応援ありがとうございました。一番大事な試合を部屋で観戦することになって、申し訳ないと同時にとても悔しいです。最高の舞台で共に戦ってくれたチームメート、スタッフの皆様に感謝したいです。この気持ちを忘れずに。》
次は2026年のカナダ、メキシコ、米国の3カ国共同開催のワールドカップになる。今回、ワールドカップ初選出が19人と“新顔”揃いだった日本代表は、きっとリベンジを果たしてくれるはずだ。
( SmartFLASH )