坂本花織＆宇野昌磨、フィギュア世界選手権2連覇も“強国”ロシア不在でファンの心に残るモヤモヤ

 

　さいたまスーパーアリーナで開催されていた、フィギュアスケートの世界選手権。3月25日には男子シングルのフリーがおこなわれ、前日のショートプログラムで首位だった宇野昌磨（25）が合計301.14点で、日本勢男子初となる世界選手権2連覇を達成した。

 

　24日の女子シングルフリーでは、坂本花織（22）がジャンプでミスが出たものの、合計では今季世界最高得点の224.61点をマーク、こちらも日本勢初となる2連覇を達成したばかり。SNSでは2人の世界選手権連覇の快挙に

 

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《宇野昌磨選手、世界選手権連覇おめでとうございます　坂本花織選手とアベックV、本当に素晴らしいです！》

 

《昌磨選手、連覇おめでとうございます！　それにしても男女ペアで金メダルって、本当に凄いことだと思います。いいもの見させていただきました。ありがとうございました》

 

《世界フィギュアスケート選手権2023。日本勢凄い！！　女子 坂本花織選手　男子　宇野昌磨選手　二人とも昨年に続いて日本勢初の二連覇。 野球WBCに続いてスケートも世界一日本おめでとう》

 

などと、多くの賞賛の声が溢れている。

 

　だが一方で、ウクライナ侵攻により国際大会からの除外が続き、前回大会、今大会と2年連続でロシアが参加していないことにも触れられ、

 

《坂本花織、世界選手権フィギュア女子連覇達成！！ おめでとう　　なんやけど、問題はロシアなんよ。 ロシア選手が出てたらどういう結果になってたかやね。 レベルは高いのは確かだが、……素直に喜べないのもある。 いつか、ロシア選手と正々堂々と戦って倒して欲しいものだ。 まぁ、無理だろうなぁ》

 

《ロシア勢がいない世界選手権は、選手層が薄かったように思う。解説もニュースも選手自身も決してそこにふれようとしない。史上初の2連覇だが2大会ともロシア勢が出ていない。あえて言う必要もないが、タブー視されているように見えてモヤモヤが残る。》

 

などと、“フィギュア大国”ロシアの選手が出場していない中での2連覇に、不満の声も聞こえた。

 

　優勝から一夜明けた24日の会見では、ロシアメディアからは坂本にこんな質問がとんだ。

 

「坂本選手はロシアで絶大な人気がある。ロシアの選手の試合をフォローしたりしていますか？　この先、再びロシアの選手と戦うことはモチベーションになると思いますか？」

 

　これに対して坂本は

 

「試合はちょこちょこは見ています。ジュニアから次々と新しい子がたくさんと出てきて、またロシアが戻ってくるってなると、もっと頑張らなきゃっていう意欲が出てくると思う。またその中で戦うのはすごく楽しみ。戦っても勝てるように頑張りたいと思ってます」

 

と、ロシア選手が戻ってくることがモチベーションのひとつだと答えた。

 

　北京五輪では4回転を成功させたロシアのアンナ・シェルバコワ（18）、アレクサンドラ・トゥルソワ（18）が金メダル、銀メダルを獲得し、坂本は銅メダルを獲得した。ロシア選手が国際舞台に戻ってきた中で、優勝争いを繰り広げる坂本の強い姿に期待したい。

( SmartFLASH )