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侍ジャパンたちの「WBC後遺症」野手編 「骨折」源田は5月復帰、大谷は絶好調、ヌートバーは?
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.09 13:30 最終更新日:2023.04.09 13:30
WBC優勝を決め、各所属チームに戻った“侍ジャパン”。過去には、WBC後に調子を落とす選手も多かったが、今回はどうなのか――。
前回は投手を見てきたが、今回は野手たちの現況をお伝えする。(日付は日本時間。成績は4月8日時点)
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・大谷翔平(エンゼルス)
WBCのMVPは、開幕戦からフル出場。7試合で2本塁打、打率.320と絶好調。投手としてもすでに1勝。2年ぶり2度めのMVPの可能性も十分。
・ラーズ・ヌートバー(カージナルス)
3月31日の開幕戦に「2番・左翼」で先発出場し、4打数1安打の活躍を見せるも、スライディングの際に左手親指を故障。10日間の故障者リスト入りをした。ただ、怪我の程度は軽く、4月12日から復帰の見込み。
・吉田正尚(レッドソックス)
開幕戦から「4番・左翼」で先発出場。4月4日には、本拠地フェンウェイパーク名物の「グリーンモンスター」越えの第1号本塁打を放った。開幕から7試合で打率は.250だが、まだメジャー1年め。まだまだ上昇が見込める。
・近藤健介(ソフトバンク)
WBCで出塁率5割をマークした巧打者は日本ハムから移籍。もともと三振が少ない打者なのだが、7試合28打席ですでに10三振。疲れがあるのか?
・村上宗隆(ヤクルト)
3月31日の開幕戦でいきなりの本塁打を放つも、8試合経過時点で打率.241。これからか。
・山田哲人(ヤクルト)
WBCでは「ここぞ」の場面で盗塁を決めたように、3月31日の開幕戦でも2盗塁。ただ、8試合で打率.172と、バットはやや湿りがち。
・岡本和真(巨人)
WBCでは2本塁打。巨人では今季からキャプテンに就任。8試合で本塁打なし、打点も0だが、打率.467はセ・リーグトップ。
・牧 秀悟(DeNA)
開幕から4番をまかされたが、開幕3連戦で13打数1安打。7試合で打率.214、本塁打0と苦戦。「デスターシャ」の出番はいつ?
・源田壮亮(西武)
WBCの韓国戦で右手小指を骨折したが、その後も決勝まで出場。西武では開幕から欠場し、復帰は5月以降。
・牧原大成(ソフトバンク)
球界屈指のユーティリティプレーヤーは、7試合で打率.400と絶好調。
・周東佑京(ソフトバンク)
WBCでも存在感を示した韋駄天は、4月2日ロッテ戦で今季初盗塁。
・中野拓夢(阪神)
WBCでは骨折した源田の穴を埋めた。阪神では7試合で打率.318、2盗塁と好調。
・中村悠平(ヤクルト)
開幕5試合連続でスタメンマスクをかぶり、チームは5連勝。打撃は17打数ノーヒット。
・甲斐拓也(ソフトバンク)
優勝候補筆頭のチームを支える屋台骨。昨季は打撃で苦しんだが、今季は開幕3試合で2塁打3本と好調。
・大城卓三(巨人)
開幕から全試合でスタメンマスク。「売り」の打撃も、打点は0ながら、打率.240とまずまず。
・山川穂高(西武)
WBCでは出場機会が少なく1安打のみ。4月5、6日の楽天戦で連続マルチ安打を記録するも、本塁打なし、打点1。
好調なのは、大谷、吉田、岡本、中野。一方、村上、山田、山川はまだエンジンがかからない。とはいえ、まだ7試合、8試合を消化したばかり。今後の活躍に期待したい。
( SmartFLASH )