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【MLB】アスレチックス、満塁ピンチで藤浪投入→連続押し出しで逆転…監督「やけくそ采配」に非難殺到、チームは歴史的ペースで黒星量産中
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.06.06 16:15 最終更新日:2023.06.06 16:19
MLBアスレチックスの藤浪晋太郎が、6月6日(日本時間)におこなわれたパイレーツ戦に登板した。
3-1とアスレチックスが2点リードで迎えた6回裏。1死満塁のピンチの場面で、藤浪はマウンドに。まずはベテランのマカッチェンに対し、フルカウントから四球を与え、押し出しで1点を献上。続くレイノルズに対しても、同じくフルカウントから四球を与え、連続四球で3-3の同点となった。
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続いて、代打で打席に立ったスウィンスキーはライトへの飛球。これが犠牲フライとなって、3塁走者が生還し、3-4と逆転を許してしまった。
藤浪は7回も続投。打者3人を、セカンドゴロ、セカンドライナー、見逃し三振に打ち取り、無失点でこの回を終えたところで、マウンドを降りた。試合はその後、両チームが1点ずつを取り合い、5-4でパイレーツが勝利した。
藤浪は3点を与えたものの、前の投手が残したランナーによる得点だったため、記録上は、1回2/3を投げて無失点。防御率は12.19から11.57となった。
ピンチの場面で藤浪を投入したことについて、SNSには
《制球難で有名な藤浪投手を満塁で登板させるのは自殺行為だ。これは監督が悪い》
《いやいやいや、満塁で藤浪出す人が悪いよ》
《満塁にしてから藤浪は監督ドMすぎる》
《1死満塁で藤浪を出す監督さん…やけくそやん》
など、アスレチックスのコッツェイ監督の采配を非難する声があふれている。が、いずれも藤浪を擁護しているわけでもないのが、ビミョーなところだ。
「この日は最速164km/hと球は走っていましたが、制球難は相変わらず。たしかに満塁の場面で藤浪を出すのは、あまりにリスクが高すぎますが、かといっていまのアスレチックスのブルペンに、信頼できる投手がいるかといえば『ノー』ですからね」(スポーツライター)
今季のアスレチックスは歴史的ペースで敗戦を重ねている。6月6日時点で12勝50敗。勝率は.194。このペースでいくと32勝130敗でシーズンを終えることになる。1950年以降、MLBでの最低勝率は、1962年のメッツが記録した.250(40勝120敗)。アスレチックスはそれをはるかにしのぐペースで負け続けているのだ。
チーム打率.218、チーム総得点210が、いずれもMLB30球団で最低なら、チーム防御率6.69、チーム総失点402もダントツで最悪の数字となっている。
この壊滅的な状況のなか、藤浪の2勝がチームの勝ち頭になっているは、もはやブラックジョーク的ともいえよう。ある意味「歴史に名を残す」ことになるかも――。
( SmartFLASH )