7月20日(日本時間)、藤浪晋太郎のボルティモア・オリオールズへの移籍が決まった。藤浪は2022年オフ、ポスティングでMLBオークランド・アスレチックスに移籍。ここまで34試合に登板し5勝8敗、防御率8.57の成績を残している。
「今季当初は先発に起用されましたが、4試合に先発して4連敗。防御率は14.40という、目も当てられない成績でした。4月終盤から中継ぎに転向しましたが、ノーコンぶりは相変わらずで、四球が多く、失点を重ねる場面が多かった。しかし、5月下旬から成績は徐々に上向きになっています。6月は10試合に登板し、防御率3.97。7月は7試合で防御率2.25。6月以降では、防御率3.26。19・1/3イニングを投げで20奪三振で、奪三振率9.31と、非常に優秀な成績です。5月までの四死球は28もありましたが、6月以降はわずかに7。もともと160km/h超の速球を投げるだけのポテンシャルがある投手ですが、課題のコントロールがようやく修正できてきたことが大きい。またコントロールがよくなったことで、キレのある高速スプリットも威力を増しています」(スポーツライター)
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オリオールズは目下、絶好調。ここ10試合は8勝2敗で、開幕から首位を独走してきたレイズを逆転し、ア・リーグ東地区の首位に立っている。
これまで藤浪のメジャーでの活躍を見守ってきた日本のファンからは
《藤浪首位チームへのトレード良かったな!初めから活躍できると信じてたしそれだけの力はあるんやから!!これからもがんばれよ》
《まじ?藤浪物語おもしろすぎる 夢しか詰まってないだろこれ》
《藤浪、本当にスゴいな。ガチの強豪チームから請われてトレードされるとか。シーズン当初の評価から大逆転やん》
など、大興奮の声がSNSにあふれている。なかには
《チーム状況的に、大谷より先に藤浪がワールドシリーズの舞台に立ちそうw》
《藤浪、大谷より先にチャンピオンリング獲るチャンスや》
との声も多数ある。
「オリオールズの戦力は攻守ともに盤石で、プレーオフ進出の可能性はかなり高く、ワールドシリーズ進出も十分ありえます。一方、大谷のエンゼルスはプレーオフ進出の可能性は極めて低い状況にあります。8月1日のトレード期限までに動きがあるのか、注目されます」(前出・スポーツライター)
米メディアに「2023年で最悪の契約」とまで酷評された藤浪の大逆転劇。今後の活躍に注目したい。
( SmartFLASH )