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楽天、今江新監督(40)就任で不安視される「オーナーの現場介入」「こらえ性のなさ」…注目はPL出身監督3人揃いぶみ

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.17 16:23 最終更新日:2023.10.17 18:25

楽天、今江新監督(40)就任で不安視される「オーナーの現場介入」「こらえ性のなさ」…注目はPL出身監督3人揃いぶみ

 

「とにかく緊張していますし、ワクワクより緊張のほうが大きいです」

 

 10月17日、記者会見でこう語ったのは、石井一久氏の後任として楽天の新監督就任した今江敏晃氏(40)だ。

 

 2001年、PL学園からドラフト3巡めでロッテに入団した今江氏は、現役時代は「ゴリ」の愛称で親しまれ、ここぞの場面で勝負強いロッテの主力打者として活躍。2015年オフに楽天に移籍し、2019年に現役を引退。

 

 

 2020年から楽天で指導者となり、育成内野守備走塁コーチ、2軍打撃コーチなどを経て、今季途中から1軍の打撃コーチをつとめていた。

 

「楽天の監督として40歳での就任は、2019年に監督代行から38歳で監督に就任した平石洋介氏に次ぐ若さで、現状では12球団の監督のなかで最年少となります。

 

 40歳という若さもさることながら、もうひとつ注目したいのが、今江監督の誕生で、来季は、立浪和義監督(中日)、松井稼頭央監督(西武)とともに、PL出身の監督が3人になることです。

 

 これまでPL出身で監督をつとめた選手は、2010〜2011年の尾花高夫氏(横浜)、2019年の平石洋介氏(楽天)しかおらず、同じシーズンにPL出身の監督が3人揃うのはプロ野球史上、初のことです」(プロ野球ライター)

 

 今季の開幕時、2軍打撃コーチをつとめていた今江氏だったが、5月下旬に・210とリーグワーストだったチーム打率の低迷を受け、2軍から1軍に配置転換。6月以降のチーム打率を・260までアップさせた。2軍と1軍との連携も取れる今江新監督に球団は期待しているというが、過去の監督人事を思えば、不安な声も聞こえてくる。

 

「過去には、野村克也氏(2007〜2009)や、星野仙一氏(2011〜2014)などが監督をつとめた時期もありますが、球団体質的に監督をすごく軽く見ている感があるのは否めず、星野氏以降の監督人事は正直、迷走していると言わざるを得ません。

 

 2019年の平石洋介監督、2020年の三木肇監督などは、現役時代の実績だけでいえば、本来なら監督人事にあがってこないような選手で、ほかになり手もいなくてコーチから内部昇格したような印象でした。

 

 2015年のデーブ大久保氏や、今季まで監督をつとめた石井一久氏などは、三木谷浩史オーナーには気に入られていた。楽天の監督起用は、このどちらかのパターンが多い印象なんですよね」(同)

 

 実際、ネットの声を見てみると、

 

《正直今江監督はまだちょっと早いのでは?っていう印象だが、ただでさえオーナーの現場介入とか堪え性の無さから監督交代のサイクルが早くなってしまう球団だけに、こういう監督にはまだちょっと早いのでは?っていう人選にならざるを得ないのかな》

 

《楽天監督は抜擢する割に監督の権限が弱く、結果がでなくて、でても平石さんみたいに簡単に首を替えられてしまったりとあんまり球団にいいイメージがありません》

 

《誰が監督になってもフロント主導の体制、あの人がいる限り何も変わらないと思う。どうせ監督にするなら球団生え抜きの人の方がまだファンの人気回復になる気がする》

 

 など、球団の体質を不安視する声も少なくない。

 

「やっぱり、やるからには頂点を狙います。東北のみなさん、イーグルスファンのみなさんももちろんそうですけど、1つになって、ファミリーになって戦っていかないといけない。ぜひともみなさん、一緒に戦ってほしい」

 

 就任会見で、そう力強く語った今江新監督。まだ過去に1度も実現していない、PL出身のプロ野球監督として、初の頂点(優勝)を達成できるだろうか――。

( SmartFLASH )

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