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巨人坂本、一軍復帰も年俸5億には「まるで及ばぬ」活躍…長嶋さんと結んだ “リーダーの約束” 守れるのか

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記事投稿日:2025.06.12 18:19 最終更新日:2025.06.12 18:19
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
巨人坂本、一軍復帰も年俸5億には「まるで及ばぬ」活躍…長嶋さんと結んだ “リーダーの約束” 守れるのか

坂本勇人選手(写真・時事通信)

 

 巨人坂本勇人内野手が、2025年6月10日、約1カ月ぶりに1軍に登録された。

 

 36歳で迎えた今季、坂本はオープン戦から調子が上がらずに調整に苦労していた。11試合に出場したが、26打数3安打、2打点で打率は.115と、とても納得のできる成績ではなかった。

 

 不振を払拭できぬままシーズンに入ったが、一向に調子が上がらず、4月15日には打撃不振で出場選手登録を抹消された。

 

 

「無期限で2軍調整に入ったはずでしたが、5月6日には主砲の岡本和真内野手が左肘じん帯損傷の重傷を負ったため、翌日の7日に緊急昇格。坂本の調子が上がったわけではなく、1軍にリーダー格がいないための緊急措置だったようです」(巨人担当記者)

 

 ところが、12日には再び登録抹消。シーズンはまだ6月に入ったばかりだというのに、降格3回、昇格2回を繰り返す異常事態となっている。

 

「2軍の試合に出て、最近は調子が上向きだったのですが、阿部慎之助監督はもう少し様子を見たかったようです。ただ、岡本の復帰はまだですし(12日現在)、貯金は3ながら4位ということで、上げざるを得なかったようです」(同)

 

 そうした周囲の心配をよそに、坂本は昇格した10日のソフトバンク戦に即スタメン出場。4打数2安打1打点の活躍。翌日の同カードでも4打数2安打3打点の活躍で勝利に貢献している。

 

「昇格後、確かに2試合連続で活躍していますが、首脳陣にしてみれば、これまで打撃不振でチームに迷惑をかけてきたわけですから、この程度の活躍では満足できないというのが正直なところでしょう。それと同時に、いつまた春先のような不振に陥ってしまうかと、不安視しているようです。

 

 また、昨季から続く不振にもかかわらず、今季の年俸は球界4位の5億円です。降格と昇格を繰り返す選手がですよ。もし、3度めの降格なんてことになれば、ほかの選手に対して示しがつかないので、“肩叩き”があってもおかしくありません。

 

 それくらい坂本は追い込まれているし、毎日が崖っぷち状態。だからこそ、結果を出さなければいけないんです」(同)

 

 もう一つ「結果を出さなければいけない理由がある」とスポーツ紙デスクが語る。

 

「巨人は2021年から3年間リーグ優勝から遠ざかり、長嶋茂雄終身名誉監督はチームの現状を大変心配していました。ここ数年、不振が続く坂本に関してもそうでした。

 

 チームは昨年リーグ優勝して長嶋氏もひと安心というところでしたが、坂本は昨年さらに成績が落ち、長嶋氏が心配する気持ちもさらに強まったようです。

 

 2人はともに右打者だし、二塁打が多いのも一緒。36歳を迎えて不振が加速した点も同じなんです。

 

 じつは、2年前に不振にあえぐ坂本に対して、長嶋氏はわざわざ東京ドームに来場し、マンツーマンで坂本の素振りを見たんです。その際、坂本は長嶋氏から『お前はいつまでもジャイアンツのリーダーでなきゃいけない』との言葉をもらい、『その期待に応えられるようにまだまだやっていかなきゃいけないなと改めて思いました』と返しているんです」 

 

 恩師が亡くなったいま、坂本は結果で恩返しするしかない。

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