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レジェンドレスラー・中西百重の娘がアイドルに!「ライブ会場に母娘2代のファンの方が」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.10.23 20:00FLASH編集部

レジェンドレスラー・中西百重の娘がアイドルに!「ライブ会場に母娘2代のファンの方が」

母娘で「キミトワ」の決めポーズ

 

1990年代から2000年代にかけ、全日本女子プロレスで活躍した中西百重(42)。小柄な体ながら、卓越したプロレスセンスで2002年にはWWWA世界王者に輝き赤いベルトを巻いた。その娘が、2022年5月になんとアイドルデビューしていた。

 

7人組のグループ『キミと永遠に』(通称キミトワ)の睦月まる(16)がその人。チャンピオンだった母親と、新人アイドルの娘。親子揃ってインタビューした。

 

 

――キミトワの睦月まるさんのお母さんが、元全女の中西百重選手と知り驚きました。

 

中西百重(以下、中西)「2004年に現役を引退して、夫の大江慎と結婚し、翌年に長女のまるが誕生したんです」

 

――格闘一家に生まれたまるさんはどんなお子さんだったのでしょうか。

 

中西「幼少の頃から運動神経が良くて、公園でもいきなり木の上から私に向かってダイブするんです。腕力も凄い強い子でした。私の後を継いで女子プロレスラーになると思ったのですが、違う道に行きましたね」

 

――まるさんはお母さんが人気プロレスラーだったことは知っていたのですか。

 

睦月まる(以下、まる)「映像で母の試合を観たことはあり、詳しくはないですが『母は凄い』という印象は幼いころからありました。母に連れられて女子プロレスを観に行ったこともありますが『痛そう』って感想しかなかったですね」

 

――お父さんもシュートボクシングの選手でしたね。

 

まる「父がジムを経営していて、生まれたころから母に連れられて行っていました。リングもあるので、そこで遊んだりした記憶がありあります」

 

――やはり中西さんとしては、まるさんには女子プロレスラーになって欲しいという気持ちがあったのですか。

 

中西「私は子供が4人いるのですが、誰かしらプロレスラーになって欲しいという気持ちはあります。自分の学んだことを、子供に教えたいんです。ですから、まるがアイドルになったのには、驚きました」

 

――まるさんがアイドル志望ということは、中西さんは知らなかったのですか。

 

中西「小さいころから歌って踊るのが好きな子という認識はあったのですが、娘は結構、自分自身の勢いで好きにやってるんですよ。事務所のオーディションに受かったことも後から聞いて『本当に大丈夫?』みたいな(笑)」

 

――中西さんも現役時代につんく♂プロデュースのユニット『キッスの世界』としてCDデビューしていますね

 

まる「つんく♂さんの楽曲で、『えー、お母さん凄い!』と素直に思いましたね」

 

■「親子喧嘩だけはやめておこうと(笑)」

 

――両親が格闘技に関わっているということで、他の家庭ではないようなエピソードはありますか?

 

まる「父は女子プロレス団体『スターダム』の試合の解説を担当していて、家では常に女子プロレスの試合映像が流れています。解説のために、父が真剣にメモを取って、母と話し合ったりしてる様子を見ると“ああ格闘一家なんだな”と思います。

 

あと、両親が夫婦喧嘩をしたり、私と親子喧嘩することはいっさいないですね。『本気で喧嘩したら』と想像するだけで怖いので、親子喧嘩だけは絶対にやめておこうと思っています(笑)」

 

中西「まるも反抗期のような時期はありましたが、本当に私をキレさせるほどの振る舞いはないので、こちらも安心して子育てしています(笑)」

 

――まるさんはキミトワをスタートしたばかりですが、実際にアイドル活動をされていかがですか。

 

まる「昔からアイドルが大好きで、いろいろなアイドルを見てきたのですが、アイドルがステージの裏側の見えない部分でどういった準備をしてからライブに臨むのか、まったくわかっていなかったんです。レッスンなど毎日の活動が、こんな忙しいものだとは想像できませんでした。忙しいといっても、楽しい忙しさなので、大変さは感じませんが」

 

――キミトワではどのような活動をしていきたいですか。

 

まる「キミトワは本格的なパフォーマンスを見せるというコンセプトのグループで、プロデューサーもダンサーの方なんです。その部分を極めて、皆さんの心を揺さぶれるように頑張っていきたいです。グループのメンバー7人中、ダンス経験者が6人います。そこを強みにして、ダンスも歌もできるグループにしていきたいですね」

 

――まるさんご自身はどのような部分がご自分の個性だと思っていますか。

 

まる「ダンス経験はまだ半年くらいなのですが、笑顔やファンサービスを褒めていただけることが多いので、その部分をもっとアピールしていきたいですね」

 

中西「まるはとても人見知りで、男の人を見るだけで泣いてしまうような子でした。それがステージに立って自分をアピールしているのだから嬉しいですね。このまま自分の気持ちを抑えることなく、自由に頑張って欲しいですね」

 

■「声のデカさ」は母親譲り

 

――プロレスとアイドル、ジャルは違いますが「わが子」と感じる部分はありますか。

 

中西「まるは細かく考えないし、やりたいと思うとやってしまう。そういった部分は私と全く同じですね。あとは声のデカさ。まるは凄く家でも声が大きいんです。マイクなしでも、ステージで歌えるんじゃないでしょうか。また、元気にパフォーマンスするという部分も私と似ていると思います」

 

まる「デビュー直後は自分のキャラクターをわかってない部分もあったのですが、今は意識しなくても人前でパフォーマンスして自然と大声が出ています。そこは母からの影響と思って感謝しています」

 

――中西さんも10代からトップレスラーとして活躍していました。その経験からまるさんにアドバイスをお願いします。

 

中西「自分の時は、若さなのかバカだったのか、あまり深く考えていなかったんですよ。壁にぶつかったときに考えるという感じで(笑)。

 

所属していた全日本女子プロレスが倒産危機だった17歳から19歳の頃は、世界タイトルマッチでもノーギャラだったりとか(笑)。いまなら考えられないのですが、振り返るとバカだったから生き残れた部分もあると思います」

 

まる「私も、母と一緒であまり深く考えないタイプです。母の苦労話とかを聞いていても『私もいけるかも』とか思ってしまいました(笑)」

 

――キミトワの活動では、お母さんにまつわる凄い偶然があったそうですね。

 

まる「女子プロレス時代に母のファンだった男性が、偶然にもキミトワのファンだったんです!」

 

中西「私も凄い記憶に残っている熱心なファンの方で、娘のライブ会場で20年振りに再会したんです(笑)。私の

 

娘がデビューしたということを聞いていらしたわけではないそうで、本当に偶然なんですよ」

 

――お母さんの応援を感じる機会は多いですか。

 

まる「母はいつも見守ってくれるし、衣装の外れてしまったボタンをつけてくれたりもする。ライブ前の荷物の準備とかも手伝ってくれるし、ありがたい存在です。ただ、ずっとこのままではいけないので、自分でちゃんとできるようになっていきたいですね」

 

――親子それぞれの、夢や目標を教えてください。

 

中西「私はもう引退しているので、まるがどんどん表舞台に出ていって、いろいろな人々に、まる自身やキミトワの魅力を伝えてくれたら嬉しいです。あと、主人が解説を担当しているスターダムのリングで、キミトワが歌ってくれたら最高ですね。

 

さらに欲をいえば、ダンス中にまるがプロレス技を披露するとかやってくれたら、もういうことなしなんですが(笑)」

 

まる「プロレス技はやらないです! でも、母の応援もあるので、どんどん大きな存在になっていきたいですね。今年、事務所の先輩がたがTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)に出演されている姿を見て、今は2023年のTIFのステージに立つのが最初の目標です」

 

むつきまる
2006年1月5日生まれ 東京都出身。シュートボクシングの大江慎選手と女子プロレスラー・中西百重選手夫婦の長女として生まれる。幼いころからアイドルに憧れ、2022年『キミと永遠に』のメンバーとしてアイドルデビュー

 

なかにしももえ
1980年7月7日生まれ 大阪府出身。1996年、全日本女子プロレスでデビュー。2000年にはつんくプロデュースの女子プロレスラーアイドルユニット『キッスの世界』の一員としてCDデビュー。全女のエースとして活躍し、2002年にはWWWA世界シングル王座、WWWA世界タッグ王座を獲得。2005年、シュートボクシングの大江慎選手と結婚し引退

( SmartFLASH )

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