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つんく♂、大学受験に失敗したら芸人を目指すつもりだった…師匠はオール阪神・巨人の巨人?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.07 11:00 最終更新日:2022.11.07 11:00

つんく♂、大学受験に失敗したら芸人を目指すつもりだった…師匠はオール阪神・巨人の巨人?

 

 音楽プロデューサーのつんく♂さんが、10月30日に自身のインスタグラムで、前日に54歳になったことを報告していました。

 

 コメントでは《昨日と今日で大きく何がわかるわけでもないわけですが、今日が『この先の中で一番若い』ということを実感しながら生きてこうと思います!》と締めくくられています。

 

 筆者は以前、つんく♂さんに、10代から50代まで、年代別に人生を振り返ってもらうインタビュー取材をさせていただきました。そのときに伺った10代の頃のお話です。

 

 

「小学生くらいのとき、おぼろげに芸能界に行きたい、歌手もしくはタレントになりたいという意識があったな。特に歌手への想いは強かったと思う。自覚症状としては、小学3年生の頃から聞き始めた深夜ラジオで、音楽とお笑いに興味を持ったことをしっかり覚えている。

 

 明石家さんま笑福亭鶴瓶、嘉門達夫、CHAGE and ASKA(チャゲ・アンド・アスカ)、ちんペーさん(谷村新司)、イルカ、スターダストレビュー、あのねのね、笑福亭鶴光からたくさんのものを得ました」

 

 10代の頃に聞いた、お笑い芸人とミュージシャンがパーソナリティの深夜ラジオに触発され、芸人かミュージシャンを志すことになったのです。

 

「中学2年のときに生徒会長を経験し、スピーチに対して慣れというか『なるほど、こうすれば人は話を聞くんだな』というようなことを体感した気がします。

 

 高校受験があり、その後、世の中はチェッカーズやC-C-Bといったアイドルバンドブームが来て、その直後にBOOWYをはじめ、BUCK-TICK(バクチク)やUNICORN(ユニコーン)、JUN SKY WALKER(S)(ジュン・スカイ・ウォーカーズ)、爆風スランプなど、本格的なバンドブームが到来するやん。その際に『バンドで有名になりたい。日本一になりたい!』と高校2年生のときに思いました。

 

 それで、大学受験に成功すれば自分に4年間の猶予ができる。その間にバンドでプロになる道を確立しようと。でも、もし受験がダメだったら、浪人せず誰か芸人の師匠に弟子入りしようと考えました」

 

 なぜつんく♂さんは、大学受験に失敗した場合、お笑い芸人を志そうと思ったのでしょうか。

 

「(大学受験に失敗したら)アルバイトをやりながらバンドをやることになるので、生活リズムがぐちゃぐちゃになる。バンドをやるには生活基盤がないと難しい。

 

 俺の性格上、バイトをやると『ダメな奴になるな』と感じてたな。ちょっと水商売のバイトをやると、歌とかものまねをやって、おばちゃんに気に入られてチップをもらえるのよ。バイト代よりチップの方がよかったりするから「これは、やめられへんで」となって、バンドより水商売に流れるのが目に見えた。

 

 だから芸人になるにしても(オール阪神・巨人)巨人師匠のような厳しくしつけていただけるところに行かないと多分アカンやろなと」

 

 結果、つんく♂さんは大学に合格。学生時代にシャ乱Qを結成し、その後は周知のとおりミリオンのヒット曲を出し『NHK紅白歌合戦』にも出場する人気バンドとなります。

 

 ですが、個人的には巨人師匠に弟子入りして人気芸人を目指すつんく♂さんの人生も見てみたかったものです。

 

インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している

( SmartFLASH )

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