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坂本冬美の『モゴモゴ交友録』村上ショージさんーーさんまさんの「電話番号、交換せえや」の仲介でメル友に

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.11.19 06:00FLASH編集部

坂本冬美の『モゴモゴ交友録』村上ショージさんーーさんまさんの「電話番号、交換せえや」の仲介でメル友に

藤あや子、村上ジョージ、坂本冬美

 

 始まりは、明石家さんまさんが司会を務めていらっしゃる人気トークバラエティ『さんまのまんま』(カンテレ・フジテレビ系)に、ゲストとして呼んでいただいたときのことでした。

 

「今日はほかにも豪華なゲストが来てくださっています」

 

 真面目なお顔でそうおっしゃるものですから、豪華な……ゲストって? えっ!? 誰かしら? もしかしてトシちゃん(田原俊彦)? いや、でも、まさか!? と、若干動揺したわたしの前に現われたのは……ビシッと決めたスーツに身を包み、大きな花束を抱えた村上ショージさんでした。

 

 

 このとき初めて知ったのですが、ショージさんは、ずっとわたしのファンでいてくださったらしいのです。ショージさん、ごめんなさい。

 

 ん!? ちょっと、待って。ということは、わたしは純粋なゲストとして番組に呼ばれたわけじゃなくて、ショージさんのために呼ばれたってことかも?

 

 一瞬、そんな思いが頭の隅をよぎりましたが(笑)、さんまさんの軽快なトークに魅了され、これでギャラをいただいてもいいのかな? と思うほど、楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

………………。

 

ーーえっ!? それで終わり?そんなことないですよね?

 

 もちろんです。これで終わりなわけないじゃないですか。だって、明石家さんまさんですよ(笑)。

 

「じゃあ、鮨でも食べに行こう!」

 

 さらりとおっしゃるあたりが、百戦錬磨の強者です。

 

ーーで、行ったの?

 

 もちろんです。行きましたよ。さんまさんとショージさんとわたしは、このコラムに何回か登場している大将がいるお鮨屋さんで、3人仲よくカウンター席に座り、お腹いっぱい美味しいお鮨をご馳走になりました。

 

………………………。

 

ーーそれで……本当に……終わり? 続きは……?

 

 あります。いえ、ここからが本番でした。

 

 さぁ、帰りましょうかと立ち上がりかけたそのときです。またしてもさんまさんが、ごく普通のお顔で「電話番号、交換せえや」と、さらりとおっしゃったのです。

 

 え~~~~~っ、です。まさか、です。

 

 もしかして、わたしとショージさんをくっつけようとしている? みたいな……。横を見るとショージさんも、えっ、えっ、それは……と、あたふたされていて。今、思い出しても微笑ましい光景でした。

 

 それからは3、4カ月に一度くらいのペースで、ショージさんからメールをいただくようになって。 “今、ゴルフをしてまんねん” とか、 “次の大阪公演には必ず行きますから” とか、たわいもない内容のメールですが、それがまた、すごくショージさんらしくて。

 

 そう、そう。さんまさん抜きで、ご飯をご一緒させていただいたこともありました。

 

ーー2人きりで?

 

 いや、それが……。2人きりだと話が弾まないような気がして、さんまさんの代わりに、あやちゃん(藤あや子)が、スペシャルゲストとして参加。イタリアンを堪能しました。

 

 ショージさんは、絵にも書にも造詣が深く、雑学もいっぱい知っていらっしゃるし、おもしろいことを言って笑わせてやろうということも一切なく、普通に紳士で。この店はこれが美味しいですよとか、このワインを飲んでみてくださいなどとすすめてくださって。とにかく素敵な方なんです。

 

 ショージさん、今度またお食事に誘ってくださいね。もちろん、あやちゃんも一緒に(笑)。

 

さかもとふゆみ
1967年3月30日生まれ 和歌山県出身『祝い酒』『夜桜お七』『また君に恋してる』『ブッダのように私は死んだ』など幅広いジャンルの代表曲を持つ。現在、著書『坂本冬美のモゴモゴモゴ』(小社刊)が発売中!

 

写真・中村 功
取材&文・工藤 晋

( 週刊FLASH 2022年11月29日・12月6日合併号 )

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