山﨑賢人主演の日曜劇場『アトムの童(こ)』(TBS系)最終話が12月11日に放送され、平均世帯視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録。全話平均では9.6%と2ケタに届かなかったものの、最後に10%を超え、意地を見せた格好となった。
同作は、山﨑演じる天才ゲーム開発者・安積那由他が、ゲーム業界で大企業に立ち向かい、成長していく物語。最終話では興津(オダギリジョー)が警察に連行され、株主総会は大混乱に。委任状争奪戦でも劣勢を強いられるなか、那由他が壇上に上がり、「ゲームって、年齢も性別も国も異なっていても、みんなが楽しめるもの」と、起死回生のプレゼンをするという内容だった。
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最終話は10分拡大版でありながら、長い回想シーンがあったことから「拡大した意味がない」との声もあった。しかし、那由他のプレゼンに出てきたある資料が、注目を浴びていたようだ。
「那由他は、ゲームの可能性を語るうえで、ほかのスポーツの競技人口と比較して、ゲーム人口が世界に30億人いるというグラフを表示。その際、世界でもっとも競技人口が多いスポーツが、バレーボールの5億人であると説明されました。2位はバスケットボールの4.5億人で、多くの人が1位だと思ったサッカーは2億人。これには、ネット上でも『ゲーム人口ってヤバすぎるくらい多いのはびっくりした!』『サッカーよりバレーの競技人口が多いことをアトムの童最終回で知りました』と、驚きの声が飛び交いました」(芸能ライター)
たしかに、公益財団法人日本バレーボール協会の資料によれば、全世界のバレーボール競技人口は男女合わせて5億人とされており、日本国内では42万人ではあるものの、ヨーロッパなどで盛んであるため、間違ったデータということはなさそうだ。
しかし、この説明には異論を唱える人も……。
「那由他は、スポーツとゲームの人口比較をしていたわけですけど、『ゲーム1作単位のプレイ人口比較か、全スポーツの競技人口比較か、どちらかでないと比べ方が違うため、説得力がない』との指摘が続出していました。いささか都合のいいロジックに聞こえた視聴者もいたようです」(前出・芸能ライター)
たしかに、ネット上ではこんなツッコミが。
《野球みたいな個別タイトル相当と比較するならゲームタイトルごとのプレイ人口で考えないといけないよね?》
《アトムの童、色んなスポーツとゲームの人口比較してたけどゲーム一作単位の比較か全スポーツとの比較でないと説得力を無くす気がw》
ともあれ、現実世界でも「ゲーム人口30億人」のイメージが浸透すれば、ドラマのようにeスポーツがオリンピックの正式競技に選ばれる日も来るかもしれない。
( SmartFLASH )