「前澤さんは、もう地上に興味はないんでしょう」(地元住民)といわれるほどだったのは、千葉市内に“建設中”の大豪邸を持つ、「ZOZOTOWN」創業者の前澤友作氏(47)だ。
2021年12月に宇宙船「ソユーズ」に乗り込み、宇宙に飛び立ったが、その間も、その時点で7年となる豪邸工事は続いていた。
「ロケットに乗るより前に、こっちを完成させてほしかったですが、仕方ない。近所同士で『“千葉のサグラダ・ファミリア” だね』と嗤っていますよ」(地元住民)
当時、本誌が取材するとこう失笑が漏れた状態だった。
2022年12月には「月周回旅行」の同行クルーを発表するなど、次の“宇宙行き”を発表している前澤氏。そこまでには完成してほしいものだ。
自身の人生設計のために、これまで暮らしてきた豪邸を手放したのは、Vシネマ出演などで知られているコワモテ俳優の竹内力(58)だ。
高級住宅街・自由が丘に鎮座する、3階建ての白亜の大豪邸は、竹内が34歳のころに購入した“有名な豪邸”だった。
しかし、それが売りに出されているというのだ。本誌が入手した資料によると、総床面積414平方mのこの邸宅は、2022年になって、約8億円で実際に売りに出されていた。
“Vシネマの帝王”に何か金銭トラブルか――。本誌が自宅の“タワマン”から出てきた竹内を直撃すると、
「カネならあるよ。説明するから後日、来てくれ」
と、迫力ある声で記者を一喝。後日、竹内が代表を務める映画製作会社を訪ねた。そこで聞かされたのは、意外な真相だった。
「もう不動産会社への売却は済んでいるんだ。価格は7億円以上。まだ次に住む人は決まっていないみたい。思い入れのある家だったんだけどね」
購入費用と合わせて、この豪邸に12億円近いおカネをかけてきたという。しかし、「10年前から、売ろうかと考えていたんだ。妻と暮らしているけど、広すぎるんだよ。別々の部屋にいると声も届かない。インターホンはつけたけど、結局使わないしね」と不便な面もあったと明かしてくれた。
「自分がいつまで元気に動けるかわからないわけだから。言ってしまえば、“終活”の一種だな」
かつては50人、100人とゲストを呼んで、ホームパーティも頻繁に開催していたという。豪邸の間取りも驚異の「7LLLDK」で、ホテルのような作りだったが、年齢を重ねるにつれて、周囲から“マンション移住のススメ”があったそうだ。
「最近は、同年代や年上の社長たちから『もう豪邸には住めたんだからいいじゃないか』とか『後のことを考えなよ』とすすめられてね。たしかにそうだなと思った。アクションの仕事が減ると思って、これまで公表してこなかったけど、31歳のときに映画の撮影で大怪我をしているんだよ。腰と首の手術を何度もしているし、いまも我慢しているけど、痺れなどの後遺症はある。人よりも元気でいられる時間は短いと思っているんだよね」
もちろん、終活といっても、仕事は引退するわけではない。映画製作も出演も続けていく。
ひとえに「豪邸」といっても、その決断の背景にはさまざまな感情があるようだ。
( SmartFLASH )