Uber Eats配達員の再訪ナンパが怖すぎる…ナンパ師YouTuber・ゲンキは「すっ飛ばしすぎだよ！」と苦言

 

　Uber Eatsの配達員が、配達を終えた女性客の家を再訪し、アイスの差し入れでナンパを試みるという動画がツイッターで波紋を呼んでいる。

 

　動画は、巷で起こった炎上案件をツイッター上で紹介し、166万人近いフォロワーを誇る滝沢ガレソ氏が2月23日にあげたもので、現在、約2300万回という驚異の表示回数を記録している。

 

　黒いマスクをした自称Uber Eatsの配達員に、女性が自宅のインターホンを押されたところから始まる約1分の動画は、こんな感じだ。

 

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女性「誰ですか？」
配達員「あっ昼のUberなんですけど」
女性「はい」
配達員「たまたまホンマにここに来たんで……あの……えーと……Uberでたまたまもう1回ここに来たんで、アレやったな～と思って……ちょっと（インターホン）押してみたんですよ。で、せっかく来たんでアイスももう買ってきたんで、よかったら差し入れどうですか～っていうことで（笑）。お渡ししようかなってことで……」
女性「……どういうことですか？（苦笑）」
配達員「わかんないですよね。わかんないですよね……キモいですよね…（笑）」
女性「……」
配達員「すいません、なんか変な感じになってしまったんで……下がります、すいません（笑）」

 

　と、ここで動画は終わる。インターホン越しの男性は終始にこやかな感じで話してはいるものの、この男性は、少し前にUber Eatsで配達に来た人間である。女性からしたら相当に恐怖なのは間違いない。このツイートに対するリプ欄には、

 

《Uberで頼んでないものが家に来るの怖すぎる》

 

《引越を考えるレベルの恐怖》

 

《ストーカー気質のやつに知られるの怖すぎ》

 

　などの声があふれたが、それも当然だろう。配達した家に好みの女性がいることを知り、再訪してナンパを試みるという “職権乱用” ともいえる行為なのだ。

 

　では、この行為をプロのナンパ師はどう見るのだろうか？　ナンパ師YouTuberとして数々のシチュエーションでのナンパを敢行、現在はブレイキングダウンにも参戦する職業ナンパ師「ゲンキ」氏（@genkiforfun）に、動画を観てもらった上で話を聞いた。

 

「動画を観ての感想は、率直に『怖いな』と思いましたね。やっぱり人の気持ちを考えられない人がナンパをすると危ないんだなとも感じました。

 

　ナンパって、男対女である以前に、人対人のコミュニケーションなので、僕がナンパするときは相手の表情や仕草、なんなら重心の傾き方まで、めちゃくちゃ相手を見るし、相手が何を考えているかを探りながら話をしているんです。

 

　その点で、この彼は相手に不安を与えている時点で論外だし、そこに気づかない時点で自分のことしか考えていないんです。アイス買ってきたことも、喜ぶと思ったんですかねー（笑）。喜ばないんだけどなー、知らない人のアイスは」

 

　それ以前に、配達で知った女性の家を再訪問するという、そもそもの前提があり得ないという。

 

「家に来られるって、自分がやられても相当嫌だと思うんですよ。たとえば僕は、女の子がマンションを出てきたところでナンパするとかも絶対しないんです。それって、相手からしたら怖いじゃないですか。

 

　そういう個人情報とか、信頼している人にしか教えたくないようなことは、距離が近しい関係になって初めて知ることであって。いきなり初っ端で知られたら、女性側は恐怖でしかないわけですよ」

 

　飲食店の女性従業員などに、会話のついでに連絡先を渡す「シチュエーション・ナンパ」をよくYouTubeで公開しているゲンキ氏。今回のUber配達人の行動は論外だが、もしゲンキ氏が彼の立場だったらどうしていたか。

 

「うーん……再訪はあり得ないので、最初の配達の去り際に、思ったことを伝えるぐらいじゃないですか（笑）。

 

　配達物を渡したあとで『ビックリしました。普通に帰ろうと思ったんですけど、一言だけ。ホントにおキレイですね！』とか言って相手の反応を見て、悪くなさそうだったら、連絡先を渡して『よかったら連絡ください！』で帰るとか。

 

　そこでのコミュニケーションの取り方もホントにしっかりできる人じゃないと、不安を与えちゃうと思うんですけど、僕だったら、それはできますね（笑）」

 

　その上で、ゲンキ氏はこう付け加える。

 

「そもそも人とのコミュニケーション、正しい距離の縮め方ができない人にナンパはできません。今回の彼にひとこと言うなら、いろいろすっ飛ばしすぎだよ！ って（苦笑）」

 

　コロナの感染拡大以降、飲食の宅配を頼むようになった人も多いだろう。だが、いち配達員に個人情報が知られてしまう怖さを考えると、置き配など予防策も考えたほうがよさそうだ。

( SmartFLASH )