女優の佐藤仁美(43)と俳優の細貝圭(38)が、2月23日に離婚したことを双方の事務所が発表した。
お互いが仕事を優先するあまり、生活のすれ違いが生じ、価値観の違いが大きくなったことが原因だという。2人は、2017年8月に舞台での共演を機に親しくなり、翌年から交際がスタート。そして2019年、お互いの誕生日である10月10日に入籍した。
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5歳年下のイケメン俳優との結婚は、大きな話題となった。当時、ネット上では《一度でいいから、こんなイケメンの年下と結婚してみたい!》という女性の声が数多く上がっていた。だが、現実はそう甘くはないのか、結局、離婚という結末を迎えてしまった。
年下イケメンと結婚した3人の一般女性が「幸せとは真逆」と口をそろえる、夫婦生活について語った。
■妻45歳、夫35歳。「年上好き夫は老けて見える服しか着せてくれません」
10歳年下のイケメン夫に日々、悩まされている伊藤紗季さん(45・仮名)は、「自分にもっと収入があったら、すぐにでも別れたいです」と苦笑いする。
現在、2人の子育てとパートに奮闘している紗季さん。夫とは結婚10年め。“年上好き”と公言する夫に猛アプローチをかけられて、交際がスタートした。
「私は年下好きではないのですが、ジャニーズファンなので(笑)。顔がきれいな男には目がなくて。つきあって1年で妊娠して、デキ婚しました」
夫婦生活は順調に思えたが、夫がイケメンで年下ということで、弊害がたくさんあるという。
「夫は今年、35歳なんですが、まだまだモテて。ルックスもいいし、出世もしたからか、既婚者なのに本気で口説かれているLINEを何回、見たことか。私が10歳も上で、容姿もごく普通だから『嫁がこの程度ならいける! 落とせる!』って思うんでしょうね」
紗季さんが何よりもしんどいというのが、夫からの要望だ。
「夫は本当に年上好きなんですよ。だからファッションも、老けて見えるようなものしか着せてくれないし、化粧もいまどきの感じはNG。それを『かわいい!』と喜んではくれますが、イケメン旦那の横でおしゃれもできず、後ろ指さされる気持ちを、夫はわかってくれないんです」
日々、夫と比べられるストレスから自尊心が傷ついてしまい、最近ではいずれ離婚することも視野に、就職活動をしている。
「子供たちからも『パパはカッコいいけど、ママはブス!』なんて言われて、傷ついています。分相応の人と結婚していれば、こんなことで悩まなかっただろうと後悔しています」
■妻32歳、夫24歳。「離婚したら、周囲から私が捨てられたと見られ…」
8歳年下の夫とつい先日、離婚したばかりだというのは、濱野なぎささん(36・仮名)。彼女は「佐藤さんの離婚のニュースを見て、やっぱり年下は難しいよなぁ」と、あらためて実感したそうだ。
なぎささんは、以前、勤めていた会社の取引先の社員だった夫と、交際半年でゴールイン。イケメンで有名だった彼と、結婚できた当初は有頂天だった。
「私が32歳で、夫が24歳。まわりの女性たちからはいろいろ嫌味を言われましたね(苦笑)」
最初の1年は仲よく生活していたそうだが、妊活のことで大げんかになってしまった。
「夫は『まだ早い』って言うけど、私としては一刻も早く産んでおきたかったんです。いまは高齢出産も多いですが、体力に自信がなかったので……」
夫は渋々、妊活に協力することに同意してくれたそうだが、結局は口だけだった。
「大事な日に酔っ払って帰ってくる、同期の女の子と2人きりで飲み歩くなど、ぜんぜん協力してくれませんでした。しかも、炊事・洗濯など、家事はいっさいやってくれない。“年上好き”と言ってたけど、ただたんに“お母さん”がほしかっただけだと思います」
妊活の話は、いつの間にかうやむやになり、なぎささんから別れを告げたという。
「別れた後も大変でした。私から離婚を切りだしたのに、年下のイケメンっていうだけで、周囲からは私が捨てられたっていう見方をされてしまう。精神的に疲れましたよ」
■妻40歳、夫33歳。「ただのイケメンなだけ。世代も違うから話がぜんぜん合わない
渡辺なつきさん(40・仮名)も、年下のイケメン夫と離婚を経験した。彼女は「結婚できて幸せだったのは最初だけです」とこぼす。
なつきさんが結婚したのは、彼女が37歳のとき。
「まわりに“負け組”認定されていた私でしたが、7歳下の彼と結婚して、マウントを取り返しました(笑)」
気持ちいいほど周囲からひがまれたというが、彼との関係はすぐにうまくいかなくなったという。
「彼、本当にただのイケメンなだけだったんですよね。顔しかいいところがない(苦笑)。世代も、頭の出来も違うからか、話がぜんぜん合わない。つき合ってるころは、そこがかわいく思えたし、彼と一緒にいることで自分の評価まで上がった感じがしていたけど、それはただの幻想でした」
結局、結婚生活はわずか2年足らずで終焉を迎えた。
「彼は彼で、理論的な私に疲れたのか、1年足らずで別居。その後『別々になろっか』と、あっさり離婚届けに判を押しました」
イケメンと結婚したことで、さつきさんは「不倫する男性の気持ちがよくわかった」と話す。
「よく男の人は『奥さんは普通の人で、きれいな子は連れ歩くだけがいい』とかいうじゃないですか(笑)。まさにあれ」
いまは、同世代で同じ程度のキャリアの男性と交際している。
「イケメンではないけど、まぁ、許せる範囲のルックスだし、それよりも会話が楽しい。いまの彼との交際では、誰にもマウントは取れないけど、居心地はいいです(笑)」
夫サイドも、イケメンに生まれたからって、幸せになれるとは限らない、ということだ。世の“凡人男”にとっては救いの言葉か!?
(取材&文・緑茶ハイ子)
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