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『サザエさん』2代目タラちゃん役・愛河里花子に「違和感なし」絶賛の声! 本人が明かす演技の秘訣は「下の奥歯を1個ぶん後ろに」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.14 06:00 最終更新日:2023.03.14 06:00

『サザエさん』2代目タラちゃん役・愛河里花子に「違和感なし」絶賛の声! 本人が明かす演技の秘訣は「下の奥歯を1個ぶん後ろに」

7歳から芸能活動を始めた愛河さんは「やり甲斐があります!」と、タラちゃん役に意気込む

 

「僕もほしいです~」

 

 3月5日、18時半。いつものようにテレビをつけた多くの家庭では、その“変化”に気づかなかったはずだ。

 

 この日から、アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)のタラちゃん(フグ田タラオ)のキャストを、人気声優の愛河里花子さん(55)が務めている。

 

 

 冒頭は、その“愛河タラちゃん”の第一声。ネット上では《違和感がなくてすごい》と、絶賛の投稿が相次いだ。

 

「この台本が、ふつうに私の家にあるのが不思議なんですよ。ついつい、二度見してしまいますね」

 

 サザエさんが表紙に描かれた台本を手に、そう笑うのは愛河さんご本人だ。54年にわたり、タラちゃん役を担当した貴家堂子(さすがたかこ)さん(享年87)の後任になる。2代目を継いだ経緯と思いを愛河さんに聞いた。

 

「オンエアを見たら、ああ私、緊張してるなあって(笑)。早口になっちゃったとか、思うところはありました」

 

 愛河さんは、大人の女性や老婆の役をこなしながら、『ポケットモンスター』のゼニガメ役や『まじめにふまじめかいけつゾロリ』のイシシ役、『とっとこハム太郎』のこうしくん役などのかわいいキャラも、数多く担当してきた。

 

「ふだんは、キャラの見た目や設定などに合わせて、役を作っていくという進め方です。ゼニガメとかはモンスターですし(笑)、タラちゃんへの役作りのアプローチとは、ぜんぜん違っています」

 

 今回のオーディションを受けるにあたって、“貴家さんのタラちゃん”に寄せてほしいという意向があったという。

 

「タラちゃんには『貴家さん』という正解、目指すべきところがあるんです。役を“引き継ぐ”というより“受け継ぐ”んだと思って、工夫しています。貴家さんの演技をよく聴いて、近づけていきました」

 

 目指すところがあるぶん、「勉強しやすかった」と愛河さん。その成果が、体得したタラちゃん独自の声の出し方だ。

 

「『で』という音を出すときは、口の奥に舌先が当たって『れ』に近くなるんだなとか、『さ行』は、息をいっぱい出すような発音なんだなとか。貴家さんのまねをして、録音したものを自分で聴いて……。

 

 それで気づいたのは、下の奥歯を1個ぶん、後ろに下げるような感覚で、下顎を奥に入れると、舌が口の天井に当たって、貴家さんに近づくんですよ。息を多めに出して、『い』や『お』は喉の奥で破裂させて……1個1個『これだ!』ってものを探してますね」

 

 そうした技術的な面だけではなく、「磯野家」の世界観や、交わされるさりげない会話のやり取りのなかに入っていくことも、タラちゃん役を務めるうえで重要だという。

 

「声を入れるとき、絵は完璧に出来上がっているんです。磯野家の部屋から見えるお庭の花が、その季節のものに変わるとか、食卓に並ぶものが毎回、違うとか。すごいなあって、毎回、思っています。

 

 磯野家って、(セリフの読み上げではなく)リアルな“会話感”があるんですよね。私が会話感を出したいなと思っていると、それを察して先輩(声優)たちが引き出してくれて、どんどんタラちゃんになっていけるんです。本当にありがたいなぁって……」

 

 ちなみに、オンエア後の周囲の声などは?

 

「評判、いいです(笑)。自分では、反省点はいっぱいなんですけどね。最終的には、『声優が変わった』ということが話題にすらならず、このタラちゃんが当たり前になることが目標です。ずーっと、“タラちゃんはタラちゃん”になれればいいな、と思っています」

 

 初回の絶賛にも気を緩めず、愛河さんは大切に声を吹き込み続ける。

( 週刊FLASH 2023年3月28日・4月4日合併号 )

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