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堺雅人『VIVANT』ギャラは1話500万円!破格の制作費1億円に「俺も頑張らないと!」

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.08.06 06:00FLASH編集部

堺雅人『VIVANT』ギャラは1話500万円!破格の制作費1億円に「俺も頑張らないと!」

4月、愛知県内でロケに臨む堺。この日はカットがかかった後も真剣な表情を崩すことはなかった(写真・久保貴弘)

 

「5月にウランバートルを訪れた際、『堺雅人さんたちがゴビ砂漠で撮影しているらしい』と、断片的な情報が流れてきました。しかし、日本の俳優陣の通訳を担当した知人に聞いても『言えない』の一点張りでした」(モンゴルに詳しいライターの大西夏奈子氏)

 

 日曜劇場VIVANT』(TBS系)が話題を呼んでいる。主要キャスト以外の事前告知がほぼなく、放送を観た視聴者は度肝を抜かれた。

 

 

「テレビドラマでは異例の、2カ月半もの海外ロケをモンゴルでおこないました。パトカーを何台も破壊し、トラックが爆走するシーンはすべて実車を使用。CGで砂嵐を、壁に赤土を塗り重ねたセットで洞窟を再現するなど、今までのドラマや番組作りの常識を超えた巨大プロジェクトです」(TBS関係者)

 

 1億ドルの誤送金への関与を疑われた商社マンの乃木(堺雅人・49)は、それを取り戻すために中央アジアのバルカ共和国に向かう。そこで大きなトラブルに巻き込まれ、公安刑事の野崎(阿部寛・59)に助けられるものの、医師の柚木(二階堂ふみ・28)とともに地元警察の追跡を受けることに――。

 

「今作品の原作、演出を手がける福澤克雄氏は、堺さん主演の『半沢直樹』、阿部さん主演の『下町ロケット』を手がけてきたTBSの功労者です。

 

 そのため、ゴールデンタイムの大型ドラマでさえ、1話あたりの制作費は3000万円程度なのに『VIVANT』は破格の1億円。TBSは今作を『U-NEXT』など、国産プラットフォームで全話配信することで、“打倒Netflix” を果たす野望を持っているのです」(大手広告代理店のTBS担当者)

 

 その莫大な制作費の捻出を可能にしているのが、TBSの好業績だ。

 

「“本業” といわれるほどの収益を叩き出す不動産事業のほか、保有する東京エレクトロン株は、半導体バブルのおかげで時価総額3300億円にまで膨らんでいます」(同前)

 

 2022年7月ごろからモンゴルに日本人スタッフを滞在させるなど、空前の規模でおこなわれている撮影だが、出演者への待遇も破格だ。

 

「出演者のスケジュール調整も早く、堺さんも今作に専念しているので、1話あたりのギャラは500万円ほどと高額になっています。阿部さんは350万円、二階堂さんで200万円ほどです」(同前)

 

 堺も、局からの期待の大きさにご満悦のようだ。

 

「ロケには、終始ハイテンションで臨んでいたそうです。阿部さん、二階堂さんと番宣で出演した番組でも、自ら演出方法を提案していました。『VIVANT』の制作費を聞かされたときには『すごいよね、俺も頑張らないとなぁ』と気合を入れていました」(別のTBS関係者)

 

 その「気合」について証言するのが、モンゴルで馬術指導をした田中光法氏だ。

 

「堺さんとは、以前にNHK大河ドラマ『真田丸』でご一緒しました。今回は、モンゴルに発つ前に『ちゃんと練習したい』と、山梨の私の乗馬クラブに来られました。別に、阿部さんや二階堂さんも来られましたね。じつは、今回の馬術指導は、堺さんから直に頼まれたものなんです」

 

 大河ドラマで主役を乗せる馬を1年単位で調教する田中氏だが、『VIVANT』に登場した馬はほぼ野生で、しかも調教期間が1カ月しかなかったという。

 

「馬たちは当初、人を噛んだり蹴ったりしていましたが、徹底的に信頼関係を築き、撮影のころには落ち着いてくれました。

 

 二階堂さんはニンジンで餌づけするシーンで、上手に食べてくれた一頭を気に入って『田中さん、日本に連れて帰らないんですか』と聞かれましたよ(笑)。

 

 堺さんからは、『本当によかった。田中さんがいなかったらどうなっていたか』というお言葉をいただきました」(同前)

 

“オワコン” といわれることもある日本のテレビ。今回のTBSの大勝負は、どっこい「生きている(ヴィヴァン)」というメッセージなのだ。

( 週刊FLASH 2023年8月15日号 )

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